東洋医療入門

2009年6月 9日 (火)

梅雨の養生(再録)

梅雨が近づきました。
以前、このブログに書いたものの再録です。一部変更してあります。

梅雨とは梅の実が熟す頃の雨という意。また、黴が生えるので黴雨(ばいう)という説もあります。俳句の季語には雨に打たれた青葉が美しい青梅雨、雨が降らない空梅雨、激しく降る荒梅雨、さっと降ってさっと止む走梅雨、梅雨の晴れ間を輝く梅雨の星や梅雨の月など色々な言葉があって季節を彩っています。

五月雨(さみだれ)も本来は梅雨のことを表していますが、新暦が基本になった現代では五月に降る雨として用いられます。芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」「五月雨の降り残してや光堂」、蕪村の「さみだれや大河を前に家二軒」などの句は旧暦の五月であり、丁度田植えの頃に降る雨、まさに梅雨を指します。

さて、梅雨時は寒かったり暑かったりと気温が定まらない上に、湿気が厳しく過ごし難い時期です。特に病気の方やお年寄には辛いものです。関節が痛んだり、呼吸が苦しくなるのが通常ですが、これは湿気と低気圧によるものと考えられます。

漢方では湿気は湿邪として身体に影響を及ぼし、それは特に消化吸収の要である「胃」と「脾」に影響を与えるとされています。「脾」は現代医学の脾臓との関連は薄く、むしろすい臓に近いと言われています。つまり「湿邪」は食べ物を摂取、消化して吸収する能力を損なうのです。それに加えて蒸し暑いとついつい冷たいものを口に入れてしまいますからますます消化器が弱ってしまいます。

さらに困ったことに、先ほど述べた梅雨の別称である黴雨。梅雨には食べ物がいたみやすいという厄介な問題があります。いかに冷蔵庫があるといっても油断は大敵。食品に繁殖するのは黴だけではありません。食中毒を起こしやすい黴菌だって元気に活動することでしょう。

湿気と冷たい食物で弱った胃腸に黴や黴菌でいたんだ食べ物。このダブルパンチがますます胃腸を痛めつけてしまいます。

この時期の養生として、まず湿邪を避けること。それには冷たい食べ物や飲み物を極力避け、胃腸を労わります。
その季節、その土地で収穫できるものは季節のリズムと生体のリズムの調和という点で参考になる意見でしょう。
つぎに汗を速やかに拭き取って身体の冷えを防ぎます。エアコンは十分注意して使用してください。
汗をかくことは体温を下げること、余分な水分を排泄して腎臓の負担を軽減することなど有用です。散歩などで筋肉を適度に使って汗を出すことは最適です。その後しっかり汗を拭きとることです。

寝る前にはじっくりと身体を芯から温める半身浴がお勧めです。じくじく出てくる汗から粘り気がなくなればしめたもの。風呂の後は汗をよく拭いて身体の冷えの予防です。腰湯が暑いなら膝から下を温める脚湯でもかまいません。

湿邪にやられると脳の思考も鈍ると言われます。ぼんやりして交通事故にあってもつまらないので十分な睡眠も必須でしょう。経絡という身体にあるスジを伸ばして「胃」や「脾」を活性化することも有効です。それらの経絡は身体の前面を走っています。指を組んで万歳をしながら深呼吸をすると経絡がよく伸びて、その影響で疲れて下垂した内臓が上がってきます。身体の柔らかい人は正座をしてそのまま後に倒れるストレッチをしてください。

梅雨は鬱陶しい季節です。「鬱陶しい」という漢字まで鬱陶しいですね。しかし最初に書いたように緑の最も美しい青梅雨の候でもあります。青時雨という言葉もあります。洗濯物が乾かないとか、食べ物がすぐ腐るとか、関節が痛いとかと悪い側面ばかり見ないで、慈雨の美しさを眺める(長雨る)余裕も欲しいものです。

日本の水は三分の一が普段の雨から、三分の一が梅雨、残りの三分の一が台風でもたらされるそうです。
そう考えると梅雨もありがたいもの。

上手にやり過ごしてください。

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2009年6月 5日 (金)

経絡導引5・30

少陰心経 2009/05/30

Iさんから板書したもののメモ。
具体的な内容は次のSさんのものを参考にしてください。

小指 上げ 下げ
心経に気を通す

躯幹との連絡を観ずる
骨盤は?
胸は?
頚は?

心経 - 躯幹
小腸 - 肩甲骨

ア : 解放 上昇
イ : 横へ広がる
ウ : 鋭い
エ : 包む おおらか
オ : 閉じる

Sさん
09年5月30日      心経 4回目               

1.心経に氣を通し、「躯幹」(くかん)との連絡を観ずる。骨盤は?胸は?頚は?
①躯幹という言葉を初めて知った。
②手首に抵抗をかけられた状態で、小指をきかして手を上げる練習(小指上げ)。下半身の勢いでやってしまう(力み)。腰から下、膝を抜いたら体の動きが少し意識された。
③昔やっていたバドミントンは、中指~小指でグリップを握り振っていたが、瞬間的に出るあの鋭い力はこの心経、小腸経の働きか?

2.「宇宙遊泳」をしているように、脱力
①触れる方も脱力していないと、相手が構えてしまい緩まない。以前は脱力できず固かったが、酔っ払った時の感覚を思い出したら、うまくいった。何とも軽いフワッとした感覚。前に、酔って踊った時、普段できないような足の運びができた。手足、躯幹の意識が吹っ飛び一つの何かが自由自在に変幻し、骨がない感じ。

3.組み手で、経絡に入れる練習
①ぶつかり合う力が同じになり、なじんだところでふっと経絡に入れ崩す。しかし、タイミングを考えすぎて力んで腕で引っ張ってしまう。倒してやろうと挑む癖。経絡どころではない。
②相手の力の方向以外のところなら、どこでも崩せる。ニ方向以上の力がかかるととたんに崩れる。(なるほど目からうろこ)地下鉄の中、進行方向に引っ張られる力に抵抗してどこにもつかまらずに踏ん張っているとき、もしも脱力していたら、急におばあさんに寄りかかられたとしても倒れることはないだろう。

*今回は、自分の動きすべてに、また思いにも、「力み」を感じた。いかに力が入っていたかがわかってよかった。

三島註:
「経絡を知識ではなく体感すること。固定ではなく動きの中でとらえること。これらは経絡を生きた存在として感得し、活かすうえで重要な経験です」

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2009年5月30日 (土)

経絡導引5・23

少陰心経  2009/05/23

Iさんのメモ

極泉 ― 少衝
中心化
肘をたたむ - 思考 集中
身を小さくまとめる

三島註:
「心経は腋窩極泉から肘の内側、手首小指よりから小指の先端薬指側に終わる短い経絡です。経穴も9個しかありません。
青霊、霊道、神門と神や霊という字の経穴があり、精神的なものと関連が感じられます。

心経はココロの経絡です。自分を中心化する働き。あるいは思考集注。集中するとき、人は肘を折りたたみます。腕組みをしたり、おでこに手を当てたり、ロダンの「考える人」のような姿勢を取ります。
太陰肺経は逆に自分を解放する姿勢で両手を大きく開きます。そのとき、果たして思考集注できるでしょうか。ここに姿勢と経絡の関係を読み取ることが可能です。このことは恩師増永静人がよく言っていましたし、著書にも書かれています。」

小指 - 骨盤
心経を通じて相手を崩す

三島註:
「小指は心経を通して体幹へ続き、骨盤の操作に影響をもたらします。脇を締めるとは心経を働かせるということにつながるのです。小腸経は肩甲骨を通じて上肢と体幹に作用します。」

手当て
掌を緩める
珠のイメージ

三島註:
「手を当てる、触れる。そのときに掌(タナゴコロ)に珠を乗せるイメージが有効です。」

固有受容器
筋紡錘
ゴルジ腱

三島註:
筋肉は固有の感覚器として筋紡錘やゴルジ腱を持っています。筋肉が伸びすぎて切れるのを反射的に防止するのが筋紡錘、収縮過剰を感知するのがゴルジ腱です。腱を刺激すると筋肉が緩むことはあん摩術でも知られていたようで、ベテランのあん摩師は筋肉より寒泄部を刺激して凝りを緩めると言っていました。
スポーツトレーナーもこの反射を応用しています。」


Sさん
1.親指の方(橈骨)と小指の方(尺骨)
①肺、大腸経について勉強している時は、親指、示指から肩、鎖骨付近までの感覚(痛み、凝り)を(自分で)観察。冬の寒い時は肩がこわばり呼吸も浅く特に鎖骨付近がかちかちに凝り、親指に冷たさ、突っ張りを感じた。
②その後、豆状骨の使い方、そして心で小指の働きについて学び、体の動き方、つながりが少しずつわかってきた。小指に違和感を覚えるのは肩凝りか(小腸経も関連)心臓の問題とか。小指の役割の大きさ(骨盤まで影響)。心経を使った動きのおもしろさ。腕組みした時、確かに小指側にしっかり力が入っている。
③腕をくるんだりわしづかみにして触れる練習・・・親指、示指だけでやってしまっている。他の指は添えもの。親指の方だけに力を入れて指圧すると、鎖骨、首に力が入り、体が固くなる。(脱力ができていれば違うのだろうが)しかし、丹田を意識して全部の指に通すように指圧したら、体がすっと軽くなる感覚があった。尺骨、肩、骨盤へと連動し、ひとつになるのか?

2.手の形で発する力が違う・・・手の格好でここまで違うのかと驚いた。
①グー・・・パワーが中にこもり、相手の力をはね返そうとしても力が流れ出ない。
②パー・・・丈夫な骨を持つ傘がぱっと開いたように、外に向かう力が強力。
③「おきつねさん」の形・・・引く力が強くなる。両手首を引っ張られても肘から内側にぐいとすごいパワーが出る。
④豆状骨をきかす・・・押す力が強くなる。昔、合気道でこんな動きを習って自分で応用。デパートの重いガラスのドアを開ける時、取っ手は握らず豆状骨をきかして手を当て、体全体でドアを押す。楽に開けられる。
⑤手を返す・・・人を起こす時、人の肩に触れたりして動かす時。
本当におもしろい。何度もやることによって、体全体がどう動いているのかがわかるようになるだろう。

3.経絡体操で
しゃがんだ状態から立ち上がる時、初めて中の動き(垂直気流)を感じた。芽が樹皮を破って吹き出す、ロケットが静かにエンジンを噴射しながら飛び立つ、上に向かう力に肉体が誘導されるような感じだった。

三島註:
「垂直気流は坪井先生提唱のメビウス気流法基本技です。」

Kさん
受ける人の極泉を押さえると、手首の脈が止まる。
前回の実習では、実感できなかったが今回の実習では確認することができた。(少し慣れてきたせい?)

指圧(マッサージ)
指圧は、結合識にだまされないで筋肉(骨)に届く感じで行う。
指圧とマッサージの違いが今ひとつわかっていない感じです。
体がほぐれてくると大変気持ちがよいので、自分の気を高めながら、指圧(マッサージ)の技能をいかに高めるかが課題。

経絡体操
経絡体操で「地中の蜘蛛を引き上げる感じで」というのは、大変わかりやすい。
全体として、余分なところにまだまだ力が入っていることと、自宅でやるときには、どうしてもテンポが速くなっているので要注意。

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2009年5月23日 (土)

経絡導引5・16

09年5月16日   心経 2回目

SさんとKさんのレポートです。
経絡や呼吸の勉強に集中しているとどうしても自分を中心化してしまいます。
特に心経はココロですから、自分の世界に向かう経絡です。
そこであえて他者との関係性を重要視するために組み手を取り入れました。
自律的な動作である呼吸法や導引法と異なり、他者の動きに合わせる他律的な動作となりますから難しいでしょう。
戦いではありませんから、気楽に、痛くないように心がけて行ってください。
非接触の組み手の方がやり易いかもしれません。

Sさんのレポート
1.組み手2回目(肺経投げ、心経おさえ)
・手はこうして・・・あれ?と考えているうちは流れるような動作はできない。手か腕でやっている。脱力は・・・。家で思い出そうとしてもよく思い出せない。
三島註:
「その場でその時に体験することです。相手の気の動きに誘発されてこちらも滑らかに動作を始める。その時のすがすがしいような感覚が大切」

・記憶に結びつけること、体得のむずかしさ。年のせいか。脱力、軸が出来て動いた時、出来たと認識、記憶されるのだろう。地道な「練習」の意味。型を覚えるのではないということ。
三島註:
「おっしゃるように型は覚えるものではないです。感覚に働きかけ、感覚の回路を作るものです。これとは別に身体を練る型もありますけどね」

・実際にお互いに経絡に入れる練習をするのと、視覚的にその様子を見る(先生の実技を目に焼き付ける)両方必要。たとえば、ひじが上がると相手は動きが取れなくなる・・・体全体で上げる、通す感覚と、上げられた時の袋小路的な(?)感覚と、動けなくなっているその様子全体を目で確認。
三島註:
「観て身体に浸透させる稽古を見取稽古といいます。これも大切です。観ているだけでそのイメージが自分の身心を動かすからです。素晴らしい絵や舞台を観た時の感動もそうです」

・脱力している相手には真っ向から行っても敵わない(予測不能)・・・バスに乗ったら、どこに重心を置いて座っているのかわからない年配のおばさんがいた。(表情もボワーッ)隣が空いていてそこに座ったが、よっかかってきそうで居心地が悪かった。おばさんが脱力していたかどうかは?だが、つかみどころのないものに対する心地悪さといったら。そう思っている私は防衛本能が働き、かちこちだった。随分昔の、「猫田の天井サーブ」は、いうなれば脱力サーブですね。
三島註:
「猫田のサーブなんて随分古い話です。脱力はつかみどころがないというのは確かな把握です。昨日、白鵬と春日富士の相撲を観ました。不利な体勢に追い込まれた白鵬は完全に脱力して相手の出方を待ち、瞬時にすそ払いを掛けたと解説の舞の海が言っていました。白鵬は脱力型の横綱ですね。
今回のレポートはなれない組み手にとまどいながらの体験談です。しかし、生活の中で常にこうした捉え方をすることは大切です」

2.経絡体操
・珠を掌や足の下に置くイメージ。(足心)足は、疲れている時にやると、どれほど踵、膝、股関節に負担をかけているかわかる。
・朝一の体操、心経で、立ちくらみ。血圧?
・肝経・・・下の手を丹田にそえるようにしたら、しっかりした。丹田というものは、計り知れないものだ。
・あくびのように伸ばす・・・猫のしなやかな伸びを思い出した。
三島註:
「あくびは欠伸と書きます。内側からの力で思わずのびのびする動き」

Kさんのレポート
心経2回目
手に珠が乗っている感じで、珠をおとさないように手を左右にまわす。
体がたいへんゆるくなってくる感じが得られる。
心もゆったりする感じ。
掌(たなごころ)とは、自分の手のひらの中にものがあるように感ずる心?
三島註:
「たなごころ、足心、ともに身体のすみずみに心があるという実感です」

足指のマッサージ
二人でお互いにやりあうというのは、いいですね。
かみさんと早速やってみましたが、「くすぐったい」とか「痛い」とか反応は今一で、もう少しマッサージの基本を学ばないといけません。
三島註:
「くすぐったいのは触れ方の問題か、相手の感受性の問題です。まずは触れることに慣れましょう。といっても触れることの難しさ。相手の存在へのリスペクトと共感が基本です」

肺径投げ、心経抑え
武術の世界は、よくわかりませんが、気を使う重要性は何となくわかる。
藤平光一氏の「氣の威力」だったと思いますが、少し前に図書館で借りて読み、僕は胃腸系が弱いので気圧療法(手のひら療法)を自分流でやっています。
合気道をネットで調べていたら、藤平光一氏の心身統一道とかがあり、深めてみたいことがあれこれ出てきますが、自分は余り器用の方ではないので、野口体操(野口理論)をもう少し深める予定。
三島註:
「指圧の勉強会の先輩に藤平先生のお弟子さんがいました。いろいろと示唆的なお話を聞くことができました。技術も習い、今日とても役に立っています。武術も芸術も医術も経済も政治もみな気の発現です。現象の中にある気の動きをどう感得するか。これが生涯の課題です」

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2009年5月17日 (日)

経絡導引5・9 その2

Kさんから遅れてレポートが届きました。
アドレス違いだったようです。

心経1回目

つぼ(極泉)について
教室では、極泉のところが脈を打っているのを確認できなかったが、家で自分のわきの下を抑えてみたところ、たしかに、かすかであるが脈を打っている箇所を確認することができた。

三島註:
「極泉は心経の最初のツボです。泉のように脈が湧いているからこの名前がついたと考えられます。上肢からの出血を抑えるファーストエイドでは重要なポイント。脈に触れるためには指や掌を柔らかくすることが大切です。」

経絡体操について
経絡体操は、ひっぱるのではなくのびのびさせること。経絡をのびのびさせるためには、からだが、ゆるやかな状態というか、ゆるゆるの状態にしていくことが大切のよう。そして、今回の教室では骨盤を使う重要性(回転をさせながら沈めたり、上げたりする)を学んだ。

三島註:
「増永先生は経絡伸展法と呼んでおられました。しかし、伸展というと無理にストレッチすると取られてしまうので、わたしは展開するとか伸びやかに遠くまで放物線を描くとかと表現します。」


仁王について
金剛力士の姿態が経絡体操の肝径等と似たところがあり、何故金剛力士の姿態がああいうポーズをとっているのか調べだしたがわからずじまいでした。

三島註:
「ご苦労様でした。何故なのでしょうね。日本少林寺拳法は宋道臣という偉才が古流の柔術や拳法、空手やモエタイなどの術理を整理して創作したものです。その構えは仁王さんからヒントを得て作られています。本部には仁王像が祀ってあり、宋管長がそのポーズを示してくださいました。
手を大きく開いて肘を張り、力強いものでした。金剛力士は自らの心の内にある邪悪なものを退治してくれる神です。肝経はストレスなどから身心を統御保護し、行動力を発揮するといいますから、力強さが金剛力士と重なります。」

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2009年5月16日 (土)

経絡導引5.9

09年5月9日   心経1回目  

Sさんからレポートが届きました。
今回は心経。
脇の下から手の小指につながる経絡です。

胃経という側軸と心経をもちいて

胃経上げ
胃経下げ

という呼吸ともに腕を上げる練習を行い
さらにそれを二人で対人組み手を練習しました。

難しかったと思います。

そのほか、肺経倒し、心経抑えなど合気道ににた技の練習。

呼吸法が個に執着してしまうため、あえて組み手を行いました。

今回のレポートは素直な感想です。

Sさん               

1 組み手
随分前にほんの少しかじった合気道。あの時は身体の働きも何
も知らず、体も全くできていなかったので、受身もうまくできず頭
や腕を打ったりしてすぐやめてしまった。今回、経絡の知識を応
用することにより、腕の持っていき方、体の動きがよくわかった。
経絡に入れると自然とそういう動きになるというのは、型をひた
すらやるより理解しやすかった。

2 さまざまな練習を積んで
丹田が前よりしっかりしてきたのか、足がふらつかなくなってきた。
たぶん立ち方、軸、が変わり、だんだん力が抜けるようになったの
だろう。経絡体操の時、以前は、膝や足首で踏ん張り負担がかか
ることが多かったが、骨にのせること、重心の置き場がちょっとず
つわかるようになり、楽にできるようになった。

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2009年5月 2日 (土)

経絡導引4・18

太陰脾経 4回目

4月は脾経をテーマとした月でしたが、脾経や胃経は左右軸を通る経絡ですから、軸の方に目が行ってしまいました。
中心軸を通そうとするとどうしても身体が固くなりやすいので、自在な動きに関連する脾経などの側軸では身体の流動性に重きを置きたくなります。

今月は二人からメモが届きました。

Kさん
揺すられる人が仰向け姿勢になり、揺する人は左手で揺すられる足を受けて、右手を足裏にあててゆする。
運動について
気持ちがとてもよい。

更に気持ちよさの効果を高めていくために、先生の指導と野口体操(羽鳥 操)を読んでわかったこと。

揺すられる人
筋肉の力をできる限り抜けるようにする。
揺する人
ていねいに、大事に、慎重にやる。
揺すってあげる相手の呼吸や体のリズムに合わせて揺する。

ふりという言葉(岩波 古語辞典より)
物が生命力を発揮して、生き生きと小刻みに動く意。又、万物は生命を持ち、その発現として動くという信仰によって、物を揺り動かして活力を呼び覚ます意。

三島註:
「野口体操の本を勉強しておられるKさんの実体験からのレポートは貴重です。呼吸法を長年やってこられたKさんの身体は芯が通っているもののいささか硬直した傾向があります。このところのゆらぎ体操でかなり緩んできました。
自分の身体がゆるまないと相手の身体に揺れを生み出すことができません。それは上記の「ふり」という言葉の説明とおりです。」

Iさん
Iさんもさまざまな身体メソッドの勉強会に参加されています。

脾経を意識して揺らす
経絡が表層ではなく骨に近いところまでという意識を持つ
高さ・角度など変えてみる
◎ 揺れの大きさと内側に響いてくるものの違いを味わう
◎ 経絡を揺らすというのは初めてで難しかった


「軸を通す」と思いすぎると重心が上に行くので注意
中心軸 側軸 前後軸 水平軸
体幹のみならず 膝・足首等部分にも軸が出来る
◎ 考えていては動けないと思った

三島註:
「考えると上丹田に意識が上ってしまうのですね。」

成長段階に従って
仰臥から寝返り
伏臥から四つん這いを経て立ち上がる
仰臥から腹筋の力を借りずに起きる(座る)
座った姿勢から立ち上がる
■筋肉の力を出来るだけ使わないように。

三島註:
「脳卒中などで身体機能を失った人たちに対する訓練法です。螺旋の動作を方向性重視、筋力放下で行うのです。身体を解剖学的に考えるのではなく、アメーバのようなジェリー状態と思うと分かりやすいでしょう。」

脾経の講義内容には関係ありませんが・・・
判別不能???
足指回しをやりながら「中指と薬指を判別できない」とふと思った

からだの場所によって 距離感の認識に差が出るというのは知っていたが手ではありえないのに足では指の判別が出来ないと気づき「あれっ ???」と感じた ( 笑 )
鈍い・・・のか  

三島註:
「気づいたということは鈍くはないですね。」

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2009年4月24日 (金)

経絡導引4.18

太陰脾経 3回目      09.04.18

今回は二名の方のレポートです。

Kさん 

頭蓋骨の呼吸

丹田呼吸をして小周点をおこなうと頭蓋骨の変化が微妙に感ずる。

脳脊髄液は呼吸によって流れを作っている。

両腰に手をあててやった場合には、変化は感じやすいが、頭の場合は感じにくかった。

寝返り

赤ちゃんは、あごを上げて上半身から下半身を動かす。

体をねじると楽におこせる。

受け手は、ねじりをいれられることによって楽に寝返りが打てる。

三島註:

「人間は生まれたとき仰臥の状態です。それから成長にしたがって首が座り寝返りが可能になります。寝返りから伏臥、あるいは座位へ移行できるようになります。腰が定まると座位から這い這いを始め、ついに立つことができます。こうした生育過程を一気に破壊するのが脳血管障害。その訓練はまさにその過程を再体験していくことです。その技法を実際に味わってみるとからだの動きの精緻さが分かるでしょう。」

左右・前後ポンプ

たいへん気持ちがよい

三島註:

「丹田ボールを意識する呼吸ですね。この鞴(ふいご)が身体運動の重要なエネルギーを生み出します。」

その他

落合は、イメージと動きでバットをふっていた。

三島註:

「野球の落合選手は身体の動きとイメージが一致するまでは打席でバットを振らず、イメージで打っていたということです。身体が出来上がる前に無理に打つと身体を壊し、技術が乱れるからです。」

 

体を作っていく時にイメージ(意識の働きかけ)が重要である。

体を「ゆるめる」とか「力を抜く」とかは気持ちがよくなり、その重要性が少しわかってきた。

野口体操をもう少し深めようと思い、「身体感覚をひらく」を読んで、経絡体操と併せて行っている。

Iさん

頭蓋骨の呼吸

脳頭蓋  顔面頭蓋

脳脊髄液は呼吸で循環

頭蓋骨底と頚椎1番・2番

呼吸法はともすればからだを硬くしがちなので注意

三島註:

「呼吸法を一生懸命やっていると知らず知らずのうちに身体が固くなる傾向があります。また集中の余り意識が内向してしまうことも。それを避けるために空間との戯れが必要です。それが以下の体操になります。」

立位で体操

ユラユラ 前後 & 左右

緩めるとは筋肉の力を捨てていくこと

三島註:

「野口体操でいう鞭の動き」

座位で経絡体操

肺 大腸・心房 三焦・心 小腸

手の動きが体幹の動きを導いていく

三島註:

「ここに豆状骨が効いてきますね。」

軸・身体感覚

正中 側軸 前後軸 斜めの軸 

動きの中で丹田は自由に動く 外部化した丹田

軸をいかに逃がすか

柔道の押さえ込みは 軸や重心に働きかけている

豪傑と達人 弁慶と牛若丸

居合い 剣術 古武術 武蔵の二刀流

イチロー 張本 落合

居つかないこと

立ち合いの際に止まっているように見えても 微妙にからだは動いている

三島註:

「話があちこち飛んで整理がむつかしかったようですね。まあ、その中から何らかのイメージを掴んでいただければいいでしょう。」

寝返り

膝からの操作 足首(足指)からの操作

三島註:

「脾経というテーマですが、身体を解剖や生理という学問で認識するのではなく、減少額的に実感で把握することが大切です。その概念の根本に軸、丹田、経絡があります。前後左右に伸びやかに広がる軸、上中下の中心となる丹田、これは知・情・意の中心、さらに内臓と行動や精神を結ぶ経絡。これらを意識すると同時に自在に身体を出入りさせること。この講座の重要な課題です。」

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2009年4月18日 (土)

経絡導引4・11

太陰脾経 2回目    09.04.11

今月も三名のレポート。
いつも同じ方たちです。他の方もがんばってレポートをお願いします。

Kさんのレポート
鎖骨を観じる。(精神的に見つめる)
鎖骨、股関節等締め付けられている部分を開放してやる。(腕を上下・左右にゆったり動かすことによって)

触れる。
脾経絡に両手を当てて両手が繋がっている感じを持てるようにする。

望診

中心軸と左右軸
中心軸は支えで左右軸は動きを得る。
左右軸で立つことによってゆったりとした動き?
氣の流れを体の中に作ることによってぶれない立ち方ができる。
なぜ中心軸・左右軸が大切なのか追及課題

三島註:
「身体は分節と統一という矛盾した存在です。いろいろなバーツの集まりで形成され、目的に応じて統合的な動きをします。複雑なパーツを有機的に統合するとき、軸や丹田、経絡などの概念が有効になるのです。意識で統合しようとすると一枚板のように固まって自由度がなくなります。軸という身体意識は力みを捨てた中に一本しなやかに通る勁となります」

経絡体操

その他
武術家の甲野さんの名前が出てきましたが、甲野善紀さんの事でしょうか?

三島註:
「その甲野さんです。この数年大ブレークしていますが、もう三十年以上前から「表の体育・裏の体育」などの本を表して地道に活動してこられました。養老先生との対談集が一般に知られる契機となったと思います。古武術的動作のブームも彼から始まりました。しかしそれ以前から大勢の方がそれぞれの道で研究されていたことを忘れてはいけません。甲野さんの仕事はそれらに光を当てておられるという点でも貴重です」


野口三千三氏の「からだに貞く」「おもさに貞く」について
図書館で借りて読んでいます。率直に言って、哲学書を読んでいるような感じを受けます。
游氣会の「生きる場の開放」とか「生きる方向の発見」ということが、野口三千三氏の本を読んでいると何となくわかるような気がします。

お風呂から出て、ストレッチや経絡体操をすると動きもよいもですが、翌朝起床したときに、体の硬さが、全然違いますね。

Iさんのレポート

太陰脾経 2回目    09.04.11

鎖骨を観じる
胸鎖関節 腕の動きの始まり 
肩鎖関節
胸骨舌骨筋

触れる (切)
交響 交感 内外呼応
触れている時には 相手からも触れられている
観ている時には 相手からも観られている

望診
ぼーっと眺める
少し離れて距離を置いて観る

脾虚
脾経のラインがえぐれた感じに見える
◎衣服に現れるというのは当たり前のようであり不思議でもある

手で望遠鏡(?)を作って覗いて見る
◎ 違う視界が面白い

爪の色 押さえて赤みを帯びるまでに時間がかかるかどうか

三島註:
「これは貧血検査の原始的なものです。瞼の下を裏返す方法もありますが花粉症の季節では無意味。昔は検査機器が無かったのでこうした現象を重要視しました」

外反母趾 脾虚の場合も考えられる

側軸
動きは側軸

三島註:
「中心軸を立てると安定しますが動けない。側軸だけで立つと不安定です。両方の軸を上手に使いこなせるといいのですが難しい課題です。生涯の課題ですね。人が立ち上がるとはこの軸の意識によるものです」

からだの内側に回転・渦を作ってその流れに乗っていくと楽に動ける

◎ 動き方は習うことなく独学で身につけて動いてきている。
からだ使いを知って無駄のない動きをしたいです。

Sさんのレポート

09年4月11日   脾経 2回目 

1.鎖骨を観じる
開いたり、上下し、感覚を味わう。左が固くつっぱっている。コキコキ言う。朝一では丹田呼吸もままならぬ。暖機運転せねば。
「舌骨」を緩めると、鎖骨の緊張も緩む。(舌骨と胸骨は胸骨舌骨筋でつながっている)
以前、他のボディワークで「内側のおしゃべりをやめる」との表現で、喉の辺の緊張を解いた。何か考えている時、確かに内側でしゃべって喉を動かしているし、鎖骨から頬、耳の辺まで力が入り、縮めているのがわかる。肩が凝る理由もわかる。

2.ボーリングの玉ぐらいの氣のおにぎりを作り、相手に触れる(切)・手当て
自分の場合、固すぎ、柔らかくなったという実感はなかなか持てなかった。相手の氣を受け容れるような呼吸、体になっていなかったような気がする。相手の手の温かさ、氣は感じた。
思い出したこと)凝っていたら、温めたり、そのイメージでと思っていたが・・・背中が凝って痛い時、ある人が手を当てて氣を送ってくれたのだが、涼やかな気持ちのいいものがすっと流れて、後で聞いたら、彼女は直感で「水が、風が流れるようなイメージで行った」と言っていた。それまでは温めればと思っていたが、いろいろあるのだ、氣というのは。

三島註:
「氣は本来無色透明。自在です。それを暖かいとか涼しいとか風とか電気とか蟻が歩く感じとかと感じるのは個人の感覚」

3.望診
床に寝た人を遠くから眺める。全体の雰囲気、形、服のしわ、足の開き具合などから診る。
服のしわで、脾虚とかがわかるというのはおもしろい。また、手で望遠鏡を作り、フォーカスして見るとそこが浮き上がって見え・・・。

4.中心軸は「支え」で、左右軸は「動き」
軸というと立方体の固いものをイメージしがち。左右軸が動きを作ると聞いて、自由な動きがイメージできた。

三島註:
「軸に拘泥すると逆に締め付けになってしまうという反対の面も忘れないように」

5.中からの回転:動作は見えないところから始まる
イスから立ち上がる時、糸巻きを巻くように手を動かすと、無駄な動きがなくなる。
溜まったものが多いのか、外に巻いて、いらないものを外に放つと気持ちよかった。

三島註:
「このボディーワークは甲野さんも紹介しています。手を動かすと氣が動く、骨盤が連動する、意識の線が延びるなど様々な変化をもたらすのです」

6.指から空気を入れて、労宮から出す・・・肩が楽になった。
指というのが肩までつながっているのを忘れがち。
手当ての基本。随分前にほんの少し練習したが、忘れてしまったのでまたやってみたい。

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2009年4月10日 (金)

経絡導引4・4

4月のテーマは脾経。

今回も三名の方からレポート。

Iさんのメモ。

太陰脾経 1回目    ‘09.04.04

身体観のリボリューション

野口整体 野口体操 操体法の解説

排便の為に「高い酒」がからだの「気の転換」になったという話etc.

「三島註:

1970年頃、それまでの身体観が平均値や解剖学主体であったことに対する批判、あるいは国家による医療制度の強制に対する疑問などが新しい身体観を要求してきました。それまで地道に活動していた民間医療や体操などに日が当たり表にでるようになったのです。

メルロ・ポンティの「身体観の革命」、イヴァン・イリイチの「脱病院化社会」、有吉佐和子の「複合汚染」、ソローの「ウェールデン」などに啓発され、野口整体、野口体操、橋本操体、増永指圧、マクロビオティック、太極拳、ヨガやヨーガなどに人気が集まりました。柏樹社という出版社から「子供の身体が蝕まれてている」という本が出たことも反響がありました。

しかし、それに先立って三島由紀夫の自決や日本赤軍の崩壊など、大きな社会を動かす事件があったことも無縁ではありません。こうした社会革命、文化革命の流れを引き継ぐように身体観の革命が起きたといってもいいでしょう。

そのころ、身体を治す(検査平均値に入れる)のではなく癒す、あるがままの身体を深化し、町を耕す運動なども置きました。

ところが今日では癒すということばが現実逃避的に用いられているきらいがあり、私自身癒すという言葉は使わなくなりました」

脾経

ツボの解説 経絡図に記入

胃が取り込んだものを 全身に配る働き

ほぼ胃経と平行している

胃経 肝経と交差する

思い悩む せっかち 早食いの人

「三島註:

胃経、脾経は側軸系の経絡です」

脾経の指圧

腹部と大腿部の二点に触れる

足だけでは強く感じた刺激が腹部に触れることにより強さが緩む

体操

■イメージ 

イメージすることで からだ全体が大きく動ける

逆にイメージで閉じてしまうこともある。【なるほどと思う】

「三島註:

束縛から解放するイメージが逆に新たな束縛になってしまうのです」

■豆状骨

豆状骨を意識することにより動きが大きくなる

◎胸郭が開き 胸骨が緩む気がした

「三島註:

豆状骨の動きはごく軽微に行うことがたいせつです」

■呼吸は止めない

動きに適した呼吸はあるが まずは止めないこと

できるだけゆ~っくりと呼吸すると動きも大きくなる

◎開放された空間のイメージで動くと呼吸 動作ともに大きくゆっくりできた。

■仙骨から吸った気が満ちてきて腕が上がる

◎部分ではなく全体としてのからだを意識していたい。

続いてKさん。

野口体操(創設者 野口三千三)と野口整体

生きた身と死んだ身の違い(野口体操)

情報が伝達されない、働きがない。結果として転がしたときには転がり方が違ってくる。

こんにゃく体操へ発展(ラジオ体操 → 全体性のある動きの追求)

主な著書として

からだに貞く、おもさに貞く、原初生命体としての人間等 

「三島註:

野口先生は東京芸術大学で教鞭を取っておられたそうで、高校の同級生はその体育の授業を受けていたそうです。うらやましい。35歳くらいになって身体が固くなったころ無性に野口体操が懐かしくなったと言っていました。今日でも芸大や音大、美大などでおこなわれているようです。

野口先生は空襲の後、膨大な死体を片づけていて、生きたからだと死んだからだの違いに気づき、それまでの体育をやめ新しい体育「からだそだて」を実践されるようになったと読んだことがあります。

野口整体(野口晴哉)

活元運動、愉氣、体癖論

「三島註:

今日でも大きな影響を持つ偉大な治療家です。

ちくま文庫から2冊くらい復刻されているはずです」

一宮図書館で野口三千三氏の書物(からだに貞く、おもさに貞く)がありましたので借り入れ予定。

脾経

東洋医療における脾は、脾臓だけではなく消化機能全般をいう。

母指の先~三陰交~太ももの付け根 ~下腹 ~肋骨 ~大包 

「三島註:

古典医療の脾は現代医療の膵臓に近い概念です。混乱の元になっています」

経絡導引体操

からだの動きと呼吸がわからなくなったときは、呼吸は止めないようにする。

体操のテンポはゆっくり、ゆっくりと。

自分でやっている時はどうしても急ぎすぎなので注意、注意

自然の気は宇宙の彼方から取り込む気持ちで、吐く場合は、全身のあらゆるものを吐き出す気持ちで。

豆状骨を少し上げると肋骨が開く。

Sさんのメモ。

09年4月4日    足太陰脾経 1回目 

1.機能を知り、いかに生かすか

「生きた身」(機能している)と「死んだ身」(ただの物体)(野口体操の野口三千三)

豆状骨を生かした手」と「死んだ手」に通じる。

2.経絡体操

(1)豆状骨をきかして開く

小指を意識というよりわかりやすい。体で納得。家で足の指回し体操をする時、この骨を意識したら、手が安定、脱力してできた。

(2)呼吸

仙骨から入れた空気で手が上がっていく。お風呂のお湯がたまっていくようなイメージはわかりやすい。今までは手が先、型でやっていて、せかせか、ただの筋伸ばし体操。今回、氣が体の中をゆったり進んでいくようだった。ゆっくりな動きは苦しかったが、終わった後、今までで一番の爽快感。肩の重さがすっかり抜けた。「呼吸」の大切さ、すごさを改めて実感。

3.言葉かけ、イメージ、動き

その人の持つイメージが、動きを固定したり、やろうとしていることとかけ離れたものにしてしまうこともある。

その動きができた時に初めて、(例えば)「鳥のようだ」というのがいいと。

経験上、家に帰って全く違うことをやっていたり、次にうまくできなかったこと多々あり。

イメージの固定化は危険。クラスでは、毎回同じようなことを、違う角度から、また違う動きで何度も練習を重ねている。

毎回、新たな発見、思い込みの修正あり。

そして少々の進歩、体得を期待。

4.体の癖の調整・・・最初に行きやすい方へ持っていく。何故その方がいいのか。こういう体、筋肉?の機能を知るのは、おもしろい。

5.軸・・・蜘蛛の糸のよう。軸ができているというのは一体どういう状態。「安定」はなんとなくわかった。これからの課題。

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愛知大学「東洋医療と経絡エクササイズ」開講

昨日から愛知大学オープンカレッジ「東洋医療と経絡エクササイズ」が開講しました。

第五期、三年目に入ります。

今回の参加者は16名、内男性2名。1名欠席でした。

第4期からの継続は1名だけで、あとは全て新規の方。

初回ということで東洋医療の概論的な話と触れることの話。

仙骨呼吸による丹田の実感、触診と切診の違いを体験していただきました。

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2009年4月 4日 (土)

経絡導引3・28メモ

今月も三名の方からのレポートが届きました。

素直な感想が述べてあります。

体験や体感を通じて何らかのことを学ぶこと。これが経験です。

経験は人に伝えることができます。

体験はただ実際に現象に身をゆだねるだけのことです。こうしてレポートを書くことは体験を経験とするために有益なことでしょう。

今回は特にコメントを必要としていませんからそのままお送りします。

陽明胃経 4回目  328日 Iさん

関節モビリゼーション

 関節の働き【三種】と調整法

 手首&膝で練習

胃経のツボ 解説

 経絡図に記入

丹田モーター

 入れる

 動かす

 出すは全て丹田の働きで行っている

 仙骨から入れ指先から出す

 ◎自分のからだがまとまっていないとできない

豆状骨 

 種子骨 / 撓骨 尺骨の説明

 親指を用いるときも豆状骨を意識する

 手首を活かす 肘を締める

 ◎取り上げていただき ありがとうございました。

触れ方 

手の散歩

マッサージはその手を移動させていくだけ

  重ねて置かれた先生の手と比較して力の抜け具合に感動

  相手のからだの中に溶け込んでいきそうなユルユル感

◎今更ながら 手当てのところに書かれていた「副交感神経優位にした術者の温かく柔らかい手」を体験させていただきました。

◎手だけでなく からだ全体が緩んでないとできない気がした

「胸骨を緩める」で四苦八苦しているうちは まだまだですね。

 イメージの持ち方で変わる

 柱(角柱 円柱)のように固定化した軸 

ピアノ線のように細い軸のほうがいい

  静止から動きに変わるとき固定を思わせる軸では動きがギクシャクになる

09年3月28日   「足の陽明胃経 4回目」Sさん

1 ゆらぎ、ゆるめる

(1)関節の構造と動きを知っておくと、より柔らかい動きが。

・関節の構造・・・頭と窩がある。 その間に滑液(滑らす物があることを意識)         

・関節の動き・・・開閉、滑り、捻り

・モビリゼーション(調整)の時、動きを活用。

 例

 手)手首の関節は手根骨が頭。とう骨が窩。

右手を親指側(左方向)に水平に曲げる時、関節は反対の右に動く。

動きが悪い時、まず関節を右に押しておいて、手を左に曲げるといい。

反対をやると、動きが悪くなる。

 膝)膝の裏から前に押してから、膝を伸ばすと、軽くすっと伸びる。

   膝の前面からぐいぐい押し込んでから伸ばすと、縮んで、重い感じがした。

・関節をゆるめていく)指~手首~肘・・・お茶を立てる時、茶せんを手首で振るのではなく

肘から振る。手元だと、筋肉を使う。ゆるんでいくと、ムチになる。(今の空手の蹴り。昔は筋肉で蹴る?)

(2)野口体操の考え:皮袋の中に頭などが浮いている。(皮膚の中に水があり中で浮いて

いる)

(3)膻中と背中を起点にしてゆるめる

一人が左右の手で相手の膻中と背中に指を置き、揺らす。この時、やる人がゆるんでいないと(手などが固いと)、相手はゆるまない。前ばかりを意識して、背中を忘れると、固い動きになる。 機関車のような動きでゆるめる。

柔らかい手(肘・・・)」「触れられる方はどう感じるか」「触れる手が固いと相手は警戒してゆるまない」「動かされているという意識が徐々になくなり、一体化」

◎皮膚感覚は大事だ。

「手当て」というものがどういうものか考えさせられる。触れる前から始まっている。(直接体、皮膚に触れる前から氣に触れている。触れる動作の始まりはどこからかということ。自分の体、心の状態。)今回は、特に「柔らかい手」を学んだ。

相手に触れるこの体が固ければ、相手も緊張する。柔らかい手で触れられれば、リラックスする。その違いを体験。やはり、何度も練習をしている脱力がみそ。毎回、いろいろな方法で違いが体験できるのでおもしろい。以前他でやっていたボディワークでも、緊張を解いて、余分な動きをなくす、癖をやめるなんてことをやった。いかにエコの動きをするかと言った人もいた。「なくす、やめる」「抜く、逃がす、浮いている」、動きによって指令の出し方はいろいろあるだろう。今やっているボディワークは、運動不足で固くなった体をほぐしつつ、武道などの基本的な動きで「体をつくっていく」という感じがする。

疲れて今日は休みたいと思っても、行くと終わる頃には「氣」が巡り出し、元気がないが水をかえてもらってすうっと立ったような体になっているのがわかる。

自分の体のケア(指圧など)をする時も、指、体の使い方、呼吸、触れ方が変わってた。

痛いところを敵視するかのようにグイグイとではなく、労わるように優しく触れ、流れを、響きを感じながら。

◎柔らかい体というのはただ見た目柔らかいということではなく、しなやかさ、勁(つよ)

さがあってこそというのが印象的。

(4)猫ちゃんの散歩

 伏臥した相手の背中の上を猫が歩くように手で押す。力で押すのではなく、体の重み(圧で。「手が柔らかいか」。相手がどう感じるか。力を抜いてるつもりでも、先生の手と比べるとまだまだ。手の柔らかさに驚く。比べて初めて違いがわかる。

(5)豆状骨を生かす

 ・さまざまな動きに生かしている(腋をしめるなど)

・生きた手になる。(武道、ダンス、経絡体操など)

・指圧する時は、安定する。(親指だけだと、グラグラ)・・・部分的な意識をいかに拡大していくかだ。自分のことばかり嘆いて、周りに助けられているということを忘れがちになるのと同じ。

 ・種子骨の働きは?

(6)軸というのはピアノ線のように柔らかい

 軸というと、固く太いものをイメージする人もいるので、ライン、線といったほうがいいか・・・と。今後、いろいろな動きできっとどんなものかわかっていくだろう。

2.丹田モーター(呼吸法)

 丹田が「モーターのように回転」して、その吸引力で口、百会、仙骨、気海、会陰、湧泉などから空気が入ってくる。 例えば、「口から」入ってくるとは意識しない。「会陰」が広がる力でぐっと吸い上げる、等。確かに、終わりがけになって体が慣れてくると、「仙骨から」入れるんだと意識する前に、丹田がふわっと膨らんでいる。 

3/28日 

受講メモ(胃経 4回目)Kさん

1.関節

 (1)関節の調整は3種類(すべり、開閉、捻り)

 (2)手足の関節は、押し込んだ場合と引っ張った場合では、関節の曲がり具合が変化する。

2.胃経のツボの確認

 →とりあえずは、よく耳にする承泣、欠盆、承満、足三里、厲兌等を覚えておくようにする。

3.丹田モーター

  呼吸(口や仙骨等)に意識せずに丹田の力によって呼吸する。

 →相当の練習が必要ですね。 

4.手の散歩、二点の融合

(1)手はゆるゆるにした状態にする。

(2)指圧をするときには、丹田呼吸を行って手から空気(気)が抜ける感じで行う。

 →①手当て療法に通じる?

  ②二点の融合で受け手側は、一つに融合した感じになるということだが、指圧する側はどんな感じになる?

5.経絡体操

(1)肺経は全体が肺になった感じ。自分の体が天まで届く感じで行う。

(2)胆経・肝経の手は、捧を持っている感じで。

(3)肝経は、沈む力を利用して捻る。

6.その他

  野口体操についてネットで調べてみましたが、中々むずかしい言葉が使われており、理解しにくかったので、もう少し、参考になる図書を探索中です。

「三島註:

野口先生は東京芸術大学で体育の講義をされておられました。

わたしの同級生はその授業を受けたことがあるようです。野口体操はその関係で芸術家の間で人気があり、今でも芸大体操とかこんにゃく体操として知られています。

独特の身体観は空襲の遺体処理のときに発見したと著書に書かれています。

現代の身体観に大変大きな影響を残された方です。

著書は岩波書店などから再刊されているはずですから探してお読みください。弟子によって書かれた本もあります。」

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2009年3月28日 (土)

経絡導引3・21メモ

経絡導引教室のメモが届きました。

今回は各人の実感を述べてあります。

こうした感覚はとても重要だと思います。

知識を詰め込んでもそれは物知りになるだけ。

感覚として自分のものにしていく作業が必要です。

Iさんのレポートから。

陽明胃経 3回目3月21

膝抜き 

沈身(しずみ)  沈んでいくことにより大地から上昇のエネルギーが得られる

浮身(うきみ)  立っているのではあるが浮いているイメージ

◎沈身の中に浮身があり浮身の中に沈身が同時進行のように含まれている味わい。

「三島註:

沈身は沈む過程が大切です。

沈むとは重力に則すこと。

膝を抜いて沈みつつ、崩れない状態です。

そして矛盾しますが沈みつつ浮身。いつも話しているように水に浮かべた板に立つような気持ちです。」

力比べ・押し合いっこ

■弓歩バージョン

 両手 肩甲骨を開く(緩める) 

 片手 胸の前の指先から気がでて 円を描くイメージを持つ

◎後ろの足裏から相手の力が抜けていく味わいの時は安定していたが足首あたりで止まると力比べに終わってしまった。

「三島註:

脱力の難しさ。力が抜けることと抜けてしまうことは違います。自分の重みに委ねる感じです。」

 ■正座バージョン

 床に触れている下腿の下にグリスをイメージ

◎上半身の力だけだったのが体がひとつにまとまって相手に向かう感覚に変わった

◎強くあろうとすると固めてしまう心の癖がある。緩めることによって満ちてくる力を大事にしていきたい。

◎両バージョン共に背中を意識することを忘れがちなので気を向けていきたい

「三島註:

素直な感想が述べてあります。身体論に正解はありません。自分で実践し、自分の言葉で述べること。これはとても重要です」

二点融合

 二点が一点になる感覚

 二点の距離があるときは一体感としての味わい

◎ふわっとからだがほどける瞬間  気持ちいい

「三島註:

二点弁別は増永の言葉です。そのもとは心理学にあります。身体には各部位によって二点を明確に感じ取れる閾値があります。舌先や指先は敏感に二点の差異を感じ取ることができますが、背中などはかなり広く二転間を開けないと二点として感じることができません。分かるとは分けることができるということです。すなわち二点の差異を明確に感じ取れるとき分かったといえるのです。

二点融合は増永の言葉にはありません。二点が分かるとは判別性の感覚、その感覚が鈍くなって明確に二点と感じ取れなくなる、これを二点融合と呼びましょう。これを導き出すことが手当の基本となります。」

小周天

 からだの内側に意念で気(呼吸)を廻らす

 長強から丹田が難しい  ガスの点火の如く??? 未知の世界・・・です

 (注意)呼吸法はやり過ぎないこと

◎自分でやっていることが できているのか いないのか・・・

◎できる方向にむかっているのか・・・判らない

「三島註:

これはこういうものがあるという理解で結構です。」

質問 & 希望

3.14に頂いた資料のP11 「身体の使い方と意識化」の中の

手首 活かす ( 豆状骨を起こす) 肘に伝える、肘から伝わる

 この「豆状骨を起こす」がよく解りません。肘を締めるときにも豆状骨を起こすと書かれています。 胃の経絡を指圧する際に豆状骨を用いてもいいと指導していただきましたが まだ自分なりに納得できていません。

授業の中で教えて頂ければありがたいです。

「三島註:

了解です。豆状骨の使い方は大切ですからまたやりましょう。」

次はSさん。

2009321日(土)  胃経3回目 

1 簡略化した経絡体操

起きがけのまだ体が固く慣れていない時にやるといい。

気軽に職場でもできそう。

胃経の体操・・・天地を展(ひら)くように。膝を抜いて。足と床の間もフワッと。

「三島註:

気楽にやることが大切です。身体のどこにも力みがないように。息が滑らかに出入りするように。伸展という気持ちは捨てて伸びやかに展開する気持ち。息は丹田モーターによって自然に取り込まれます。」

2 本日のポイント)下記のことを体験、練習。

脱力と膝抜きが大事。

沈身浮身(沈んでいるけど浮いている)

足心(足底やわらかく揺らいでいる)床と足の裏の間にもグリスがあるかのように。

肩甲骨を開く(と つよ()くなる)

足裏、ひざ、手・腕の力を抜いてゆるめること。

3 「グリス(油)の上に載っているかのように」の実験

まず向かい合って正座。

(1)手首をギュッと握って倒そうとする。倒れないようにこらえる。手首の所で力は拮抗。

(2)今度は、手は同じだが、正座した足の下にグリスがあって、すっと滑るように力を逃がす(脱力)。そうすると、滑る相手に、倒そうと押す力はやり場を失い、手首を握る手も同じようにゆっくりズルッと滑っていく。意識のしかたでこれほど変わるとはおもしろい!

「三島註:

相手が自分を押している時、実は相手はこちらに依存しています。こちらの身体を固めていると相手にとっては壁を押すように押しやすい。こちらが緩むと『暖簾に腕押し、糠に釘』状態ですね。

4 膝を抜く・肩甲骨を開く

腕を肩の高さに上げ体の前で円を作る。(両手や片手)

体の前で氣のボールを作る。相手が強い力で腕を押してくるので、倒されそうになる。

抵抗しようと体、肩が固くなってひじもあがっている。眉間にしわの怖い顔。しかし、肩甲骨を開くとふっと力みがとれ、全体に安定し、強くなる。片足で立っても平気。

話は違うが、「肩甲骨を開くと楽になる」の体験談:

歯医者での奥歯の治療は、あごはおかしく首も肩も凝る嫌なもの。しかし、先日、口だけを精一杯開け、首をしめ緊張させているのに気づき、口が胸椎5番6番あたりから始まっているように意識をして口からのどを開いた。楽だった。

ちょっと苦しかった呼吸もおなかにスーッと息が入り楽に。後のあごなどの疲れも違った。これは、肩凝りが進むとよく胸椎の上の方が詰まった感じになるので、それをなんとか避けるために思いついたこと。そして、今日の治療で、そこに肩甲骨を開くをプラスしてみた。歯医者の狭いシートではなかなか難しかったが、とにかく意識!口が背中から始まると思って開けていた時はまだ背中の筋肉に緊張があったが、肩甲骨を開いてゆるめたら、こっちのほうが断然肩の力が抜けている。仕事で肩が怒っている時にも肩甲骨をゆるめるを思い出すといいですね。体には後ろもある!

「三島註:

貴重な経験ですね。導引教室は経絡マニアや呼吸フリークの養成が目的ではありません。日常生活に活かせていけることがこの講座の目的ですから嬉しいレポートです。」

5 二点融合の指圧の練習

(1)二点弁別(二点と認識)から二点融合(二点を押すことにより中で響きができ、ひとつの面、線になる。経絡に響いている、ふれている)へ。

(2)二点融合の感覚:ふっと溶けるような瞬間がある。自他がなくなり一体化。皮膚に指が吸い込まれる。腹がホッと落ち着き、自分が緩む。相手も緩み、深呼吸する。。。

(3)同じ経絡上でなくてもいい。ひたすら探ったり頭で考えるのではなく、指が行きたいところへ。

(4)力を抜き、丹田を意識。

「三島註:

丹田を意識するというより丹田に気持ちを沈める感じです。」

6 丹田呼吸(一般的な「小周天」)

 鼻から息を入れ、頭を振ったり、体を動かしながら、頭、背中(督脈)へ通していく。

尾骨尖端まで来たら、ガスがポッと点火するように丹田に持っていく。そして、任脈を通り

口から吐く。

「三島註:

呼吸や経絡を勉強していると小周天も指導するのかと聞かれることがあります。この呼吸は気を任脈や督脈に巡らせるものです。また背骨への意識や身体の深部への感覚が高まります。時々軽い気持ちで行うと気の巡りが実感できると思いますが、余り根をつめて行うと閉鎖した身体になってしまう弊害もあります。あくまでも遊び感覚でちょっと体験という程度にしておきましょう。」

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2009年3月19日 (木)

経絡導引3・14メモ

314日の経絡導引教室のメモが届きました。

今回もKさん、Sさん、Iさんのものです。

ありがとうございます。

要点と感想が要領よくまとめてありますからコメントはほとんど必要ないでしょう。

ではまずKさんのメモから。

Kさんは愛知大学の講座からの転入です。

呼吸法を長年続けておられます。

3/14日 受講メモ(胃経 2回目)  

K

1.游氣会で求めていること

(1)生きる場の開放

(2)生きる方向の発見

(3)生きる活力の養成

→自身は(3)の「生きる活力の養成」を重視したい

「三島註:

これは游氣会のコンセプトであり身体のとらえ方についてかれこれ三十年近く前にまとめたものです。その経緯は恩師増永静人先生が亡くなり、羅針盤を失って漂流しかかっていた時に出会った坪井先生のメビウス気流法(当時は正式名称がなく便宜上身体気流法とか気流身体法と呼んでいた)に触発されて書いたものです。今日再読しても大筋変更することはないと考えています。」

2.開放された身体

(1)脱力性

(2)柔軟性

(3)感受性

(4)流動性

(5)方向性

(6)共感性

→ 開放された身体とは、精神性をも含んでいるものとして理解する。

→ 講座で練習していることの意味合いが少し理解できる。

3.氣

(1)森羅万象の深奥に潜む実在の力

(2)身体に影響する内(生命力)、外(環境)の根源的エネルギー

(3)不可視でも感応し、強力なパワーとして現象する。

→永年の呼吸法を通じて、上記の点は理解できる。三島教室を通じて更にパワーUPできればと願っている。

4.重心           

(1)意識をどこに持っていくかによって重心位置を変えることができる。

「三島註:

このボディワークは気流法の本『黄金の瞑想』に書かれていましたが、それ以前から心身統一合気道の先生より習って使っていました。中村天風という方がそのオリジンにあると思われます。」

5.胃経・マッサージ

(1)手は、あてるだけで体の重みを使って「氣」を通す。

(2)体を抜く(脱力)することによって「氣」の流れがよくなる。

「三島註:

押、推、抑、按でなく切ですね。」

6.胃経の体操のポイント

(1)ひざを抜く。(手だけの動作にはしない)

(2)左右に動かす場合は、ベルトが移動するように。

「三島註:

膝を抜くことは武術や舞などの基本です。膝を抜いて重心を落としつつ、そのラインに載るようにが上昇します。手を伸ばすのではなく天に導かれるように。」

次いでSさんのメモ。

いつも丁寧にまとめられています。

009314日(土)  胃経2回目 

S

心身統一合氣道の氣の4原則 

①氣を出す

②最下部意識

③臍下の一点

④脱力

⇒4つがそろうと氣が出ている

「三島註:

4つがそろうと氣が出るのではなく、どれかひとつができれば全てできているのです。」

強と

 強い)がっちりしている、こわばっている、かたい

 勁い)しんがつよい・・・このつよさを目指す

「三島註:

柳の枝や草の葉のようなしなやかなつよさです。勁草といいます。」

意識のしかたで変わる/力みから脱力(脱落)へ

1.体重が変わる

立った状態や寝た状態で、相手を持ち上げる

上を意識したり頭を触る →軽い

石になったように思う、足を触る →重い

*感じる重さが違う

「三島註:

必ずしもこのように公式的な変化があるわけではありません。逆になる場合もあるし、変化しないこともあります。変化しても分からないこともあるでしょう。その時の体感が大切です。」

2.力のかかり方

(相手の)水平に上げた腕の上から力をかける。

 △当てた腕のところに神経を集中 →抵抗され下ろせない

◎ずっと下まで意識 →スーッと下ろせる※

     ※野菜の輪切りに普段から応用

      ネギを必死で切るのではなく、まな板よりずーっと下の

地球の裏側まで届くような気持ちで包丁を下ろす

      手、手首だけでなく体全体で切るように

「三島註:

これも心身統一合気道から学んだものです。」

     

3.力を抜いて相手を崩す

  2人が横から腕をつかむ。

 △そのまま腕を上げる→そこだけを意識しているので簡単に上がらない

 ◎体は抵抗して力が入っている

→【胸骨】の力を抜く

  →肺経の体操の動きで動かす

→脱力すると相手の力の方向が崩れ、動きやすくなる※

    ※合気道、すもう、柔道など

    ※力んだら負け。抜いて崩す。

※(23)動きはそこから始まるのではなく、その前から

     始まり線を描くようにつながっていく

4.垂直気流 

 抜きの動作にねじりが入る

「三島註:

気流法の技。身体を固めないために捻じりを入れた方が分かりやすこともあります。」

足首

 けい骨と距骨の間にはグリス(油)があり、

 浮遊状態  滑っている

 ここの柔らかさ大切

立っている時、腋、股・・・U字のようにゆったり丸く

胃経の指圧

 例えば、太もも上を押すとき、尺骨(手首)を使う。

 体重を真上からかける。  響かせているか?

「三島註:

こちらが触れている時、同時に向こうから触れられていることに気づくと、触れかたが格段に上手になります。」

胃経経絡体操の腕の動き

 まず正中線で腕の動きを練習。

 股の内側(肝経)に力を流し落としていくと足腰が安定。

 手を上と下へ「持っていく」のではなく、ひざの曲げ伸ばしが腕を含めた体全体の動きを作る◎ひざで上がる、下がる

 (今まで、ただ上半身を上に伸ばしていただけ。こうすると、しなやかさな動き(中の勁さ)が出る)

 

☆毎回、書いて振り返ることによって、今までばらばらだったことが少しずつ頭や体の中で体系化されてきているような気がする。

他のボディワークをやっていた時も思ったことだが、いかに普段習ったことを思い出し、体に働きかけるかだと思う。

自分の癖に気づいた時、意識して習った動きをやってみる。

だんだん気づく回数が増え、習慣化し(理想)、そのうちに体は変わっていく。

こころの方向性も大事だ。

   

最後にIさんのメモ。

314陽明胃経 2回目

I

                      

立ち方   

沈肩墜肘  含胸抜背

 胸骨を落とす〔緩める〕   この捕らえ方は面白い

「三島註:

これは太極拳の基本です。さすがに見事に表現されています。」

相撲の立ち合い 

昔は高度なものだった (抜いて相手を崩していた)

今は力と力がぶつかっているだけ

「三島註:

相撲の取り組みで硬直している場面。あのとき脱力して腕をぶらぶらさせているでしょう。脱力合戦をしているのです。アマチュア相撲の人の相手をしたことがありますが、全く手ごたえなく、それなのに簡単に投げられてしまいました。相撲取りは大きいから力で組み合っているようですが、実は精緻な身体能力の持ち主なのです。」

作法の中に技が残っている

 着物文化 両膝を折って立つ 座る(しゃがむ)

胃経の指圧

 二点を繋ぐ 一点に感じるようになる

 行う側の立場でのみ考えていたが 今日は受け手側として二点を一点に感じた。

 当たり前といえば当たり前だか 今まで感じていなかった。

 繋がる感じと 一点に感じるのとは 違う・・・と思った。

仰臥で片足を割り座の状態にして 同側の上肢を上に挙げると胃経が刺激される。

「三島

今回のレポートはいずれも体感に重点が置かれているようです。

知識の勉強は数年間やってきましたから、これからはそれを身体でどう表現するか。楽しみにやっていきましょう。」

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2009年3月14日 (土)

経絡導引3・7メモ

3月7日の受講メモを掲載します。

まず、Kさんからのもの。

3/7受講メモ(胃経 1回目) 

1.脱力

           

やわらげる。(8の字を描いてくずすように 前後、左右、上下に)

 →脱力は体になぜよいのか?

2.垂直気流(中心軸をつくる。)

 (1)筋力で上げるのではなく、軸で上げる。

 (2)上がるときには、ひねりを入れながら上がる。

「三島註:1,2ともにメビウス気流法のメソッドです。脱力して動く時、中心が自在に移動します。身体から出て外部へ脱中心することもあります。そして垂直の中心軸を通すとき、身体の中心が形成されます。中心化も脱中心化も自由にできるようになることが脱力の醍醐味」

3.胃経・指圧・マッサージ

(1)指圧―圧力をかけるがあたったところでゆるめる。

(2)マッサージ―圧力をあまりかけない。指を左右ずらしながらあてる。

(3)胃経のながれ

   目・頭~足第二趾へ

(4)「水穀の気」―飲食物のエッセンス

「三島註:胃の作用は口から地の気すなわち水穀の気をいのちに作り替えることです。肺が鼻から天の気を取り込んだように、胃は口から地の気を取り込むのです。天の気も地の気もともに後天の気で、生まれた後常に取り込まないといのちの維持ができません。

胃は生物においては食物を取り込む作用に終始しますが、人間の胃はそれ以外に欲に関わってきます。つまり胃の働きは拡大延長して金銭、名誉、知識など広く欲求や欲望を満たそうとするのです」

4.胃経の体操

(1)軸足を左右に移動。

(2)手(気)は、はるかかなたに持っていく感じで。

(3)上下の手は、手に意識して天地に届くように持っていく。  

「三島註:胃経は左右軸に深く関わります。中心軸から左右軸への移行は胃経の経絡導引で練習します」

次はSさんのレポート。

20093月7日(土)    胃経 1回目            

1.∞ やわらげ(脱中心)

 ・・・前回の練習に引き続き

  ・足のみ⇒ 手をつけて

  ・左右に揺らし、崩すのだが、つい崩れるポイントで固めてしまう

(⇒どうしても中心化する丹田の働きで、ストッパーがかかる)⇒脱中心

2.垂直気流(中心軸の働き)

 ・・・前回の練習に引き続き

  

・かかとを少し上げ、静かに下ろす。そして、一番落ち着くところを探す。

安定したら、「軸」ができている。

・そのまましゃがみこみ、脱落。この時、両足の内くるぶしを結ぶ線にも、軸。

・一人がしゃがんでいる人の肩の上に手を置き、上から押さえる。

そこから立ち上がるのだが、その力に抵抗しようと立ち上がるのは、筋肉を使う立ち方。 (初動を抑えられると動けない)

・肩などを揺らし、力を逃がしゆるめながら、中心軸を使って立つ。

 そこに「気流」が。 

中心軸を固定化しようとすると動けないので、ばらす。(脱中心)

腰はそらさず、少し丸めるように。

会陰から百会の軸を使う。軸の移動。

⇒先生の肩に手を置いて力を加えてみると・・・

〈観察〉こちらが押す力に抵抗していない、ゆるめているので、肩が柔らかい。

      確かに筋肉を押しているのに、感触は全く硬くない。

こちらが逆に崩されるよう。   (毎回この崩す練習あり)

      背中の真ん中が上がってくる。

【立つということ】

  立つということは感動的なこと。赤ちゃんは学習して立つ。

  卵は立つ。筋肉がなくても立つということ。(黄身が下の方に下がって「安定」)

  人間、脊椎動物・・・内骨格

  卵 ・・・外骨格(昆虫や甲殻類など)

「三島註:卵が立つのは生卵だけです。卵の中身はとろとろに弛んだ状態で、黄身が重心を左右します。ゆで卵は緊張した体そのもので、立たせることはできません。この辺りは野口体操で学んだことです」

3.胃経

   ・頭、目から涙がこぼれるように始まる ~ 足 第二趾へ

   ・「左右側軸」→正中線から分節され左右に分かれる

     かたまりを崩す

     分節と統合

     例えば、「歩く」

→ ねじっているのではない。軸が変わる。

       左右にスライドしている。重心が変わっている。

   ・口                             

   ・地の氣(水穀の氣)=後天の氣

   ・欲を取り込む

「三島註:頭の胃経は歯を噛みしめて緊張するところです。つまり胃の作用は食物を噛む行為を含んでいるのです」

【胃経をたどる】

 ・こつんと当たるところ(そけい)までまっすぐ下りる。

  股関節の髀関(ST31)へ

 ・水平のラインで探す(真ん中からすっとたどると指がとまる)

【調整】

  ・筋膜で微調整:よく伸びる(虚している)方へ

  ・指圧:固い(深い)所まで押していき、当たったところで

    「じわっと」「自分をゆるめる」

  ・つまむ 

【胃経の体操】 ・腕を上げる練習 

片腕を上げる→顔を上げる→自然に「軸」が移動

・腕を上下に「切り分け」、「展」(ひらく)ように

両方向へ分けてこそ力が強くなる。

 下へ一生懸命やると同時に上に伸びる  

2人で確認→ 私は下への力が弱かった

・「伸展」

伸ばすというより、展(ひら)く

★今日のキーワード

・脱中心しながら中心軸

・中心軸の固定化(固いが弱い 脆い 固い表面)

・ゆるめる(柔らかいが強い 力を逃がす 左右 芯がしっかり 中丹田 遊び)

・氣の動きは軸の舞い?

次はIさんからのメモです。

3月7日 メモ

陽明胃経 1回目

垂直気流

しゃがんでいる時の軸は斜め。そこから立ち上がっていく際 会陰部は前へ行く動き

後ろへ行くのは筋力で立とうとしているから誤り。

立つ 感動的なこと

   赤ちゃんは学習によって立ち上がる

   卵を立てる  /    外骨格  内骨格

分節と統合  中心軸と左右軸

「分かれた」と思うだけ・・・でいい

体操 

 腕を挙げると重心は移っていく

上の手は天を支え 下の手は地を押さえ 上下対のベクトルのバランスである

経絡に沿って

皮膚操体

  動かしやすいほうへ動かす

  疾患のある方向に動きやすい

  注: 例外もあるので先入観で観ないこと

       

 ???  高齢者の皮膚はズルズルと動きすぎて判らない・・・

胸部の胃経  自然に指が止まり 納まる

下肢の胃経  溝が見えてくる

圧することで溶けていく  凝り 硬さ & 自分と相手の境界も溶けていく

「三島註:Iさんのメモの中に皮膚操体ということばがあります。わたしはこのことばを講習の中では使っていません。おそらくIさんがどこかの講習で勉強されたのでしょう。動きの楽な方へ動いてストンと緊張を解く技法を橋本操体といいます。その応用で皮膚を楽な方へ動かして調整する方法が皮膚操体です。それに近い技法は身体均整やオステオパシーという治療術にあります。また筋膜法とも呼ばれています。経絡には気の経絡と身の経絡があると話しましたが、この技法は身の経絡の調整として優れたものです」

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愛知大学オープンカレッジ開講決定

今日、愛知大学オープンカレッジの事務局から電話がありました。

昨日で春季講座の申し込みが終了し、「東洋医療と経絡エクササイズ」講座は無事定員を満たしたので開講決定だそうです。

おそらく第4期のメンバーが何名か再受講するはずです。

これで第5期目。惰性に流すことなく、4月から頑張ります。

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2009年3月12日 (木)

ツボに触れる

以下のサイトで増永静人先生の本を詳細に引用して
ツボの取り方を解説しています。
大変手間暇のかかる作業でしょう。
参考になりますからリンクさせていただきます。

春風堂日記
http://ekimochi.exblog.jp/

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2009年3月10日 (火)

経絡導引 2・28レポート

 2月28日の受講メモは三名の方からいただきました。中にはメモとは言えない立派なレポートもあります。到着順に紹介します。三島のコメントはイタリックで書いてあります。

Kさんのメモ

東洋医療講座  大腸経 第4回(2/28)メモ
                    
1.心身脱落、三戦立

三島:脱力より脱落の方がより深く力の抜けた状態です。三戦立による空手の基本的な型、三戦は極限まで身体を締める呼吸法で、脱落の逆のような気がしますが、緊張を知らずして脱落は分かりません。そのためにあえて締める呼吸をしてみました。

2.切 ―――触
(1)触れる場合は、相手の気持ちになって触れる。

三島:西洋医学での診察は触診、視診、聴診などがあります。MRIやCTは視診の延長上にありますし、エコーは聴診の延長でしょう。しかし東洋医療ではそうした科学的な技法はもてませんでしたから主観による診察となります。その時、東西の違いが明確になります。西洋医学は理想的な健康体からどう乖離しているか、それを異常として判別的に把握します。手で触れると触診。ところが東洋医療は相手と違和感を共有しようとします。ですから触れる診察を触診と呼ばず切診といいます。切は親切や哀切というように切るという意味から派生した心理的な意味をもちます。刃物を当て、静かに深く切り込む。そうして深いところで相手の気持ちや感覚と一体化するように触れるのです。親切とは親しく近くにいて深く共感するという意味です。

3.指圧
(1)指圧の方法は4種類
  指尖、指頭、指腹、指節

三島:試圧の際、指の使い方に様々あるということです。当てる位置によって感じがまるでことなります。当てる部位によって使い分けする必要があります。

(2)空気を絞って触れる。(体は、初めから絞らない)

三島:相手の身体に触れる前にその外側に空気に触れるように意識すると上手に触れることができます。相手は触れられる前にすでにこちらを感知しているからです。

(3)溝が出来るところが経絡の通り道

三島:経絡は分肉の間を走るとされています。

4.丹田呼吸


5.経絡体操
(1)脱力しながら気が通っている部分は固める。(力んではいけない)

三島:固めるのではなく意識するのです。意識すると氣が動きます。

(2)「気」が流れている感じで行う。

①心身脱落の体操(一人または二人での)を行うことによって、持病である左腰の痛みが大分とれた感じがする。
 →体を脱落させることに重要性があるよう。
②愛知大学講座に通って以降、経絡体操・手足の指もみを継続して行っているが、10年来できていた左手 中指の直径5ミリ程度のイボが自然となくなってしまい不可思議な現象を体験。
③気がながれている場所は、体の中と表面もあることを理解。

次はIさんです。
コメントは上記と重なる部分はいたしません。
 
陽明大腸経 4回目

三戦立ち(さんちんだち)  からだを締める
     
心身脱落  脱力よりさらに緩んだ状態
      硬い強さと柔らかい強さ
三島:それを実感するための三戦でした。

切    触
望    視   感じること 
         共感する
         判別するのではなく同化する

大腸経に沿って指圧する  
指圧  壓 【土のうえに犬の肉】
    押す 推す 捺す 按摩 とは違う世界

三島:圧という字は壓が旧字体です。これは土の上に当時の食料であった犬の肉を置き、蓋をかぶせてあるというものです。これは肉の重力つまり圧を示しています。押すや推す、按すには手偏あります。これは人為的であることを示しています。圧は自然なのです。

    腕力を用いない
    圧力だけをかける
    重力( G )で乗っていく
    自分の中心から相手の中に入っていく
    2点を1点にする
三島:二点融合といいます。
    丹田を乗せる
      ●言葉では表現できても なかなか味わえない感覚でした。

指使い  尖  頭  腹  節
    (指先  ~   第一関節)
     刺激が異なる ⇒ 強さ 深さ あたり具合(点 面) 
圧する形状に合わせて指のどの部分を使うか選択する

     圧する部分へ至る 導入としての雑巾を絞る動作
     最後に腕を伸ばす
     実際に身体を絞るのではなく 気(空気)の衣を絞って 最後に身体に触れる
      ●動きの奥に動きが隠されていて 見えている動きは最終型
      その動きに至るまでの過程を考えると面白い
      太極拳など実際の武術としては一瞬の動きになる

二人一組になり腕を取り合っての緩み    
相手の丹田に働きかけ 崩す
アヘッ とか ホヘッ とかユルユル言葉 ⇒ 音によるアプローチ
●大椎辺りから胸椎5番辺りまでが緩められない → 感じ取りにくい

三島:赤ちゃんの首が据わるということはこうした拘束が始まったことだと説く学者がいます。首や腰は宿命的に緊張してしまいます。それを改めてゆるめていく。游氣会の目標です。

次はSさん。2枚に亘る力作です。
イラストもありましたが残念ながらここにはうまく掲載できませんでした。

2009年2月28日(土)    「 大腸経 4回目 」              

1.身心脱落   「ゆるめる」
    ・左右にブラブラ 力を抜いて揺らす。(片足立ち) 
・メビウス∞の帯の体操(気流法)・・・上下∞前後∞大きく∞小さく∞ 
「指に意識→経絡を意識」    
・腕を挙げてストンと崩れ落ちる↓ように下に落とす。 脱落>脱力

三島:游氣会の技法は坪井香譲先生のメビウス気流法と増永静人先生の経絡指圧に大きな影響を受けています。坪井先生は今から30年近く前、名古屋にいらっしゃった時は三島宅にお泊りになり、いろいろな技法を直接指導していただきまいた。しかし、今は別の形に進化しておられます。それでわたしが指導している気流法は古いものであって今日のものと同等ではないことをお断りしておきます。
東洋医療的考え方や触れ方、経絡に関しては増永先生の影響下にあります。ともに若い時、親炙できた幸運を得がたいものと思っています。

2.空手の三戦(さんちん)立(だち) 「氣をしぼる」
    ・少し内股に立つ。(片方の足は一足分前) ・・・安定
・手を動かす時、口の奥を鳴らすように息を吐く。鼻から絞るように息を「吸い込む」。
 やるのは難しいが、見ているだけで気が?身が?引き締まる。
⇒「氣をしぼる」とはどういうことかを知って初めて「ゆるめる」ことがどういうことかがわかる。
    ・電車の中でこの立ち方で立つと安定。

3.相手に「ふれる」    
    
診る
東洋医学               西洋医学
深く切り込む     ・・・ 切    触 ・・・ 探る  「触」覚
あてがってじっと変化をみる   

遠くから見る 印象  ・・・ 望   視 ・・・ 自分(観察者)対 相手
距離                  間近  前のめり
       
      「共感する」
相手の気持ちを受け止め感じ取る ⇔ 科学的な見方で暴き出す
     同 化 ・ 一体化                     判 別

◇何度となくこれらの言葉を耳にしメモしてきたが、まだ頭で言葉を理解している段階。
単なる技術の習得ではなく、その「こころ」を体得する練習をしているのだと徐々に実感。

【 指圧/指壓 】
G(重力)
壓(あつ):犬の肉が土の上に置いてあって、蓋がしてある         
  (辞書には、土をかぶせて出られないように押さえつけること)
 

指「壓」                指で「押す」        
重力に任せる 圧 自然の行為 ⇔  手でやる  
手は単なるパーツ            (て偏の漢字 推 抑 接 摩)
体全体を使って 丹田から        指の力だけだと体は固く緊張
ゆったり構えた感じ


◆指圧の練習◆

・経絡上を左右の手で交互にたどっていく。
・ふれる前段階から始まっている。フワッと包むように手を当てる。
下の手が大事。下の手でしっかり受け止める。
・ゴルフのクラブを握るように手、指をピタッとくっつける。
・手の指に力を入れるのではない。「自分」は捨てて、単なるおもしになる。
・雑巾を絞るように内側へ絞るが、この時、力を集中させ前のめりになるのではなく、
   腕を伸ばし、向こうへ放つように。
  ・体全体、丹田を意識すると、自然に腕が伸び、動きから圧がかかる。

  ・ピッタリいくところ(感覚的に)に指を置く  (横のラインで確認しながら)
   移動させていくとだんだん指が入っていく

・指の使い方
使い分ける
 指尖⇒
 指頭⇒ 
 指腹
 指節(一番響く)


4.体操   2人で向かい合ってすわって、手首を持つ
     動かされるまま相手に委ねる 抑制をかけない 
こらえられなくなったら、崩す
     2人が一つになるような自然な動き  息が合う 
⇒腰がゆるんだ

5.経絡体操 

・手の構え方・・・小指に力を入れると、全体が安定。少々のことでグラグラしない。
        ・・・手、軸、丹田がしっかりしていれば、ぐらつかない。
・・・空間に置く、格好ではなく、その手が気持ちが天まで(その目標まで)
   届くように、念(意念)をもって伸ばす(飛ばす)
・肝経   ・・・手の返し方⇒ そのまま真正面に持ってきて返す。

6.体操    ①立った姿勢から、そのまま脱力してしゃがむ。(地球の反対側まで行く)
腕は膝の前につけてダラっとさせる。
      ②ボールがはねかえるようなそんなイメージで、上へ ゆっくり立ち上がる
      (ボールのたとえは、いいcue。しっくりいった)
足の筋肉だけで立つのではない  重力とは反対の、上へいく力?


みなさん、ありがとうございました。
先ほどKさんから最新のメモが届きました。

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2009年2月27日 (金)

経絡導引 2・21レポート その2

毎回三名の方からメールでレポートが届きます。

あと、ノートを提出される方もあります。

今回も三名の方、Iさん、Kさん、Sさんから届きました。

Kさんのレポートは掲載済みです。

SさんのレポートはPDFですから紹介できません。

コピーしてクラスで渡すことになります。

さて、ではIさんのレポートを紹介します。

221日 メモ

陽明大腸経 3回目

螺旋

  全ての動きの基本は螺旋形

  三焦経の体操をレベルアップ 

   軸を保ちながら螺旋で沈んでいく 

  フェルデンクライスの動きとか・・・?

三島註)

フェルデンクライスは身体を通じた教育法の大家。

加納治五郎に会って柔道を習ったことがあるとか。

今日の身体訓練法の基礎になっているひとりです。

立った姿勢から片手を両足の間に降ろしていくと次第に

体が沈んでいきます。無理をしないで体の動きに就いて

いくと鰓後はしゃがんでしまいます。その時、立って

いたときとは反対に向いているはずです。これが螺旋

の動きです。重力に沿い、身体に従っていくと動作

は螺旋(スパイラル)になります。

見かけは直線でも身体内では螺旋構造を持っていると

考えてもいいでしょう。

介護の現場で寝たきりの方の動作を誘導するとき、

螺旋の動きをとると介護者も被介護者とても楽です。

胸骨 鎖骨 乳突 ⇒ 胸鎖乳突筋

  天yuuで凝りを確認 ⇒ 手三里で緩めてみる

三島註)

長野潔という卓越した鍼灸師がいました。

その技術や思想は長野式として継承されています。

天ユウという首にあるツボは扁桃腺に炎症がある

と圧痛が出ます。

それを手の三里で緩めるという練習でした。

少し難しかったと思います。

調整 

 動きを診る

 可動域の変化

 少し離れて距離を置いて観ることも大切

 近視眼的にならない。

三島註)

漢方の診察に望診があります。

現代医学で言う視診。MRIやCT、レントゲンはその延長です。

視診は覗き込んで悪いところを暴き出す目。

望診は全体像を共感するように眺める姿勢。

似ていても大いに異なります。

体験と経験の違い

   経験は繰り返しを伴うもので哲学的

触覚ではなく身【み】に触れる。

【み】は味や実にも通じるものがある。

大和言葉

  【き】 気

      機 ⇒ 時間的な気

      既

三島註)

実技をやりながらのメモですから断片を書き付けただけ、

しかも、自分のためだけのものです。

それを快く公開してくださることに感謝します。

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経絡導引 2・21レポート

2月21日の経絡導引レポートが届いています。

Kさんのレポートから紹介します。

東洋医療講座  大腸経 第三回(2/21)メモ                 2/21 

1.経絡体操(心包経・三焦経)

  ねじれを利用した体操を習う。

三島註)

心包経の体操は古来からある二本指を立て

て目打ちをするものを少し変えて、指を狐

の影絵の形にしました。

そして心臓を大きく開くように中から左

右へ伸びやかに広げます。

そして三焦経。この体操はむつかしいので

す。増永先生の経絡進展体操でも三焦経を

十分に展開することができません。

今回、中国拳法の形を応用して、上肢で体

幹を沈めつつ沈む動作を考えました。この

動きはフェルデンクライスの体操にも似て

います。

経絡体操は、理にかなっておればたえず発展・

進化させればよいものだと理解。

2.大腸経のコースとツボの確認

3.さわる(触診)

(1)肩(腕)の痛むところを把握・軽く抑えて、

もう一方の手で痛みの消えるツボを見つける。(痛

みの消えるところが効果のある場所。)

(2)両手で相手の腕を軽く握って、丹田呼吸をし

て相手と自分とが繋がっている感覚を得る。

(3)体験を重ねることによって何かを掴むことが

大切。(体験を経験化させる。)

三島註)

触れて診察することを現代医学では触診と

いいますが、漢方では切診といいます。

体の中に刃物をあてて深く

切り込む。そして共感する。そんな意味です。

親切とか哀切、切ないなど切るという字は

精神的な意味を派生しています。

・ここは大変むずかしい分野(地道にやるしか

ないように思う。)

4.経絡体操

・まだ全部覚え切れていないがとにかく続ける

ようにしたい。

・一つ一つの動作がどの経絡の体操に繋がって

いるのか理解する。

・一つ一つの動作のテンポをゆっくりとした動き

にして体をゆったりのびのびさせるように心がける。

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2009年2月24日 (火)

経絡導引 2・7

これもIさんのメモ

2月7日 メモ

手の陽明大腸経

肺 大腸

/皮膚に関係

陰  陽

人差し指から息を出すイメージ 

  

吸   含   止   呼

     ↓

   軽く一息出す

下腿の指圧

硬い所があったら固まりを息で流すイメージで。

膝の悪い人  ふくらはぎは有効です

叩く ⇒ 振る

曲手  熟練度を示すパフォーマンス

息観   呼吸を観ていく 

丹田ばかりを意識しすぎるとからだは硬くなりがち

経絡の流れで観ていったほうがからだは広がり緩む はず・・・

胸郭を持ち上げると さらに息が入る

利き肺がある

沢山息が入るほうの肺

耳の穴に指を入れて ほかの指で弾く

響きを聴く ⇒  震動がリンパの流れを促す

丹田が膨らむと 股関節が横に広がる感じ。

百会から息を入れても丹田におとしてから吐く

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経絡導引 2・14

これも生徒さんの受講メモです。

筆記者はIさん。

少し修正加筆して掲載します。

2月14日 メモ   
   
陽明大腸経  2回目   
   
主治 ~ 鼻  花粉症に効果 
肺と大腸 ⇒ ガス交換   
      ⇒ 横隔膜を境に隣接している   
   
臍指圧

 輪郭をマッサージ   
 高さ 硬さ 感じ   
 ?の方向にトラブルが・・・   
   
切 (身体に深く切り込むように触れること。

親切や哀切のように切は心情を表わす)

  気のおにぎりを中に入れるように。   
  触れ方  大腸経を互いに触れて確認 
   
   
念と気の違い   
念  心(残念)   
気   無垢なもの   邪気  邪  状況
        環境などの歪み : 風邪 湿邪
        牙 : くい違い     
        互 :  板に亀裂 ⇒ ずれないではまっている
   
   
対掌 

相手のダン中に向かっていく   
ダン中でしっかりと受け止めてから流す   
   
   
掌と骨盤のリンク   

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2009年2月21日 (土)

14日の経絡導引教室

春岡のコミュニティセンターで毎週土曜日午前中に游氣会経絡導引教室を行っています。

一月のテーマは肺、二月が大腸、そして三月は胃という具合に経絡の巡行に応じて進めつつ、月を跨いだ統一のテーマとして丹田と軸を毎回学習、さらに歩法や経絡調整法など盛りだくさんです。

時間は1時間半、集中を維持しつつ、楽しい学習と実技を実施しています。

毎回、参加者にメモを提出していただいていますから、これから時に応じて紹介していきます。もっとも入力の労を惜しんでいますからメールで送られたものに限られます。

今回のメモは愛知大学の講座を終了後、春岡に参加されたKさんのもの。

一部加筆訂正してあります。

      ☆

東洋医療講座 2/14日受講メモ    

1.経絡導引体操

  肺・大腸経~胆・肝経を説明を受けながら実施。

コメント

愛知大学講座で教えてもらった内容の理解が

きわめて不十分であり引き続ききちんと行え

るように積み重ねる。

・体をゆるゆるにすることがポイントの一つのよ

うである。


2.大腸経のコースとツボの理解

コメント

・おおまかな流れと重要なツボ(合谷・商陽・手の

三里等)は理解出来た。

・肺経と大腸経は陰・陽の関係にあることを理解。


3.丹田呼吸

(1)前後・左右・上下を意識した呼吸

(2)吐く― 吸―(保)―吐く

コメント

・丹田をボールとして意識した呼吸は面白い。

・丹田呼吸は矢張り気持ちがよくなるので続け

やすい。

・(丹田)呼吸は、宇宙と交流して、宇宙の気を

取り込むことを意識しながら行う重要性を学ぶ。


4.その他

(1)中心軸について 

(2)気について

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2009年2月17日 (火)

愛知大学「東洋医療と経絡エクササイズ」

愛知大学オープンカレッジ「東洋医療と経絡エクササイズ」春期講座の募集が正式に始まります。

受付は2月23日(月)から3月13日(金)まで。

電話番号052-937-8118 愛知大学車道校舎エクステンションセンター

ホームページは

http://www.aichi-u.ac.jp/ftpup/ext02/kexten.htm

開講は4月9日(木)から7月23日(木) 全15回

時間は午前11時から12時半

東洋医療の基本的な考え方を西洋医学の成果と絡めながら学習。

経絡をのびやかに展開するエクササイズ。

その他、楽しいボディーワークを行います。

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2009年1月29日 (木)

愛知大学「暮らしに生かす東洋医療」終了

本日、愛知大学の「暮らしに生かす東洋医療」講座が終了しました。

今回で4期が終了したことになります。

春は4月から開講予定。

講座の名称を「東洋医療と経絡エクササイズ」と変更します。

何故なら今までの講座のイメージが知識を学んで由とする方向に傾いてしまい、肝心の行として身体に馴染むまで練りこんでいくという側面が欠けてしまっていたからです。

今度からはエクササイズを前面に出すことでもっと身体的側面が強調できるのではないかと思います。

今日は講座の後、出席者全員で食事をしました。

これは会員のKさんの尽力によるものです。

残念ながら二名の方が最終講義を欠席されましたので全員参加とはいきませんでした。

しかし今回は脱落者を一人も出すことなく全員で最後まで頑張ることができ、印象に残るクラスとなりました。しかも一緒に食事をするのは4期目で初めてのことです。

食事は大学の近くにあるイタリアン「ビストロ ドゥ ミツ」。

素敵なお店でした。

http://bistro-de-mitsu-2005.hp.infoseek.co.jp/

食事が出る前に自己紹介をしました。

今回の紹介で太極拳の指導者やヨガの経験者、呼吸法を長く実践している方、漢方の薬剤師、子どもさんが鍼灸師であるなど様々な経歴を知ることができました。

おおむね皆さんの動きから何らかの経験があることは見て取れましたが・・・。

何名かの方は春期講座への参加意欲を示して下さいました。

春の再会を楽しみにしています。

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2009年1月24日 (土)

高年大学

昨日、名古屋市高年大学鯱城学園で講義をしてきました。

そこは中区の消防署の上にある立派な施設です。

今年で講義すること8年目。

当初は受講者がおじいさんやおばあさんばかりだと思っていましたが、いつしか自分も入学資格に近付いてきたことを実感しています。入学資格は60歳です。

演目は「からだで学ぶ東洋医療」。

医学と医療の違いや、中国の古い考え方である陰陽五行を説明しました。

漢方医学の根本は「天人合一」。

外部環境である大宇宙と内部環境である小宇宙(人体)との調和が大事だということです。

講義の中で、身体は外部環境である空、陸、海を体内に取り込むことでいのちを保持しているという話をしました。

空とは呼吸で吸い込む空気。東洋医療では天の気といいます。これは肺として存在します。

陸は腸を中心とした消化器。地の気をいのちに変える器官です。面白いことに畑の土に有用菌がいるのと同じように腸内細菌がいます。

海は血液。いのちは海に産まれ陸に上がりました。その時、体内に海を維持することでそれが可能になったのです。血液とはまさに体内にある海。血潮とはうまく言ったものと感心しています。

これら陸海空を体内に持つことでいのちを保っているのです。

という話をすると以前の学生さんは「まるで軍隊みたいだ」と反応しました。

多くの方が軍隊経験者だったのです。

ところが今の学生さんは軍隊経験はありません。

8年という年月の重さに気づかされました。

同じ内容の講義を今度は別のクラスで2月6日に行います。

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2009年1月22日 (木)

愛大講座あと一回

愛知大学の「暮らしに活かす東洋医療入門」講座、本日の肝臓で十二経絡一巡。

残すところあと一回になりました。

今回で4クールが終了します。

本日の出席は13名。全員出席でした。

現在の生徒さんの出席率は大変素晴らしく、脱落者もありませんでした。

全体の雰囲気も明るく向学心豊か、こちらの指導にも余裕が生じてきたからでしょうが、今までで一番楽しく学び合うことができました。

指導に対する反応も手応えがあり、終了するのがもったいない感じです。

来週、最後の講座の後、生徒さんの発案で昼食会をもちます。

これも4回目にして初めてのことです。

最後の講座は総まとめ。

質疑応答と経絡導引の徹底指導で終える予定です。

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2009年1月21日 (水)

経絡導引教室

毎週土曜日午前中は春岡コミュニケーションセンターでのクラス。

治療の隙間に行うのでちょっと忙しいです。

今月のテーマは肺経と丹田。そして中心軸。

といっても一か月でどうこうできるものではありませんから、復習の繰り返しになることでしょう。

経絡は二月には大腸経に移ります。

まだ手探りですが、簡単な理論を織り込んで経絡の理解を知識と実感の両面から取り上げていこうと考えています。

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愛知大学講座

先週は胆のうおよび胆経についてのお話。

実際のところ胆のうと胆経の関連は薄く、東洋医療の胆は行動力の決め手、決断に深く関わるものという概念的説明しかできません。

古典には「胆は中正の官、決断出づ」と書かれています。

さらに「肝は将軍の官、謀慮出づ」とも。・・・ちょっと不確か(^_^;)

胆と肝は陰陽の関係にあり、今日でも「肝胆相照らす」という言葉として残っています。

胆経の特徴は体側を走っていることです。

少陽である三焦は上肢外側を、胆は側頭部から体側、下肢外側を走ります。

これは外部からの防衛と行動を主に司ると考えられ、三焦は防衛を胆は行動に深くかかわると理解します。

筋肉や関節など支持器官は肝胆の役割が大きく関与すると考えています。

また、目の疲れも肝胆に影響を与え、筋肉を強張らせ、腰痛などの原因になると推測しています。

明日の講座は肝臓。

これで十二経絡を一巡したことになります。

肝胆は身体を捻じる動作が身体に軌跡として刻まれたように走行していますから、それを説明すると同時に、経絡を展開する導引体操を行います。

始まったばかりだと思っていましたが後残すところ二回。

早いものです。

事務局では既に春の講座の生徒を募集しているようです。

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2009年1月18日 (日)

経絡エクササイズ

昨日、春岡コミュニティーセンターで二回目の経絡導引教室を行いました。

今月のテーマは肺経と丹田です。

基本的な導引体操とわたしが考案した経絡導引(経絡エクササイズ)を1時間半にわたって実習しました。

脱力と中心軸の実感に多くの時間を割きました。

会場がなかなか暖まらなくてリラックスしずらかったのが問題点。

早めに部屋をあたためなければいけませんね。

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2009年1月12日 (月)

経絡導引教室へのお誘い

游氣会
経絡導引体操教室

東洋医療の考えと技法に基づく呼吸体操「経絡導引」を指導します。
経絡の流れや用い方、ツボの位置を実践的に勉強しつつ、骨格や内臓の学習を行います
。
上中下、三つの丹田の体感、中心軸、左右軸、前後軸、水平軸などの体感。
呼吸法と脱力した動作、歩法。
日常的な立ち居振る舞いや仕草、物腰の基礎となる経絡的身体操法を身に着け、人生を
有意義に深めていきましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

会場:春岡コミュニティセンター
名古屋市千種区春岡二丁目5-44(春岡小学校北隣)
(今池と池下の中間、駅から徒歩10分)
日時:毎週土曜日午前中10時半から12時(第5土曜日は自主練習)
原則として月4回開催(盆、正月など異動あり)
入会金:2000円(クライアントおよび愛大講義終了者は免除)
月会費:5000円
持ち物:体操着 体操靴 タオル 床に敷く物(バスタオルやヨガマットなど)

見学・体験入会は随時受け付けています。

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游氣会 主宰:三島広志
鍼灸師・介護支援専門員・介護予防運動指導員
愛知大学オープンカレッジ講師
名古屋市高年大学鯱城学園講師
464-0850 名古屋市千種区今池5-3-6-303
tel:052-733-2253 fax:020-4622-8762
h-mishima@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/yukijuku/
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2008年12月26日 (金)

名古屋市高年大学

今年も名古屋市高年大学鯱城学園の講師要請が届きました。

これで8年連続くらいでしょうか。

最初は受講生が全員おじいちゃん、おばあちゃんに見えたものですが、昨年辺り、それほどの年の差を感じなくなってきました。

何しろあと5年でわたしも受講生になる資格が生じるのですから。

日程は来年1月23日金曜日午後1時からと2月6日金曜日午後1時からです。

生活科のA、B二クラスで同じ講義を行います。

テーマは「身体で学ぶ東洋医療」。

名古屋市高年大学鯱城学園

http://www.nagoya-shakyo.jp/1_10.htm

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2008年12月18日 (木)

愛知大学「東洋医療入門講座」

本日で12回目。今年最後の講座です。

「三焦」が今日の主題。

三焦は身体の防衛に関与すると考えられる臓ですが「働きありて、形なし」と分かりにくいところです。

身体は防衛のための気として衛気を巡らせています。これが身体の外まで及び、バリアを作っていると考えられます。手を身体にかざすと温かい空気を感じるでしょう。それが衛気だと考えます。

今日の講座では現代医学の免疫の中心であるリンパの流れを簡単に学習し、リンパマッサージの方法も勉強しました。

来年は1月15日から。「胆」と「肝」そして「まとめ」の三回で終了です。

春期講座は4月から開講予定。

是非、興味のある方をお誘いください。

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2008年12月11日 (木)

愛知大学「東洋医療入門講座」

愛知大学オープンカレッジ秋期講座、早くも11回目になりました。

今日は「心包」。「心」を補佐するとされています。

これは現代医学には無い言葉ですが、心臓関連と考えておおむね間違いではないでしょう。

胸から腕の内側中央を通って中指の先まで経絡が走っています。

胸からみぞおち、胃の辺りの不快感関連しており、掌の中央「労宮」というツボが有名です。

このツボは気功でも重要視され、ここを開くイメージで緩めることで全身をリラックスさせることが可能です。

さらにこのツボで人のツボや経絡を感じることができます。

今日のレッスンでは掌を緩め、身体の周辺にコロナのように噴出している「衛気」を感じる練習に取り組みました。気なんてものは無いという先入観を捨てると、簡単に感じることが分かり、参加者全員楽しそうにレッスンを行いました。

身体は36度の温度を持った物体ですから輻射熱を出しています。それは気の一種です。

そう考えれば気が決して怪しいものではないことがお分かりでしょう。

今日は操体という、橋本敬三先生が提唱された骨格調整法も練習しました。

来週は「三焦」。残り僅か4回となってしまいました。

その後、大学の都合で約1か月休みとなり、来年は15日から始まります。

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2008年12月 9日 (火)

4日の愛知大学「東洋医療講座」

12月4日の愛知大学オープンカレッジ「暮らしに生かす東洋医療」は腎についての勉強でした。

腎臓は血液をろ過して、必要なものは再吸収、不要なものは尿として排泄する器官です。

肝臓が栄養の入口の門番とするなら、腎臓は出口の門番。

これが現代医学の腎臓です。

東洋医療の「腎」は別の意味があります。

わたしたちのいのちを維持するためには環境から様々なものを取り込まなければなりません。

鼻からは空気、これを「天の気」と言います。

口からは食べ物、これを「地の気」あるいは「水穀の気」と言います。

これらを総称して「後天の気」、つまり日々の暮らしの中で摂取していくいのちの糧です。

それに対して、「先天の気」があります。

これは親から受け継いだいのちの源。これを「元気」と言います。

「お元気ですか?」

と言うのはこの親から受け継いだいのちの活力のことです。

「先天の気」が宿るところ、それが腎です。

「後天の気」は日々補うことが可能ですが、「先天の気」は生まれる時に親から受け継いだものですから補うことはできません。

「先天の気」を如何にに減らさないようにするか。

これが肝腎です。養生とはまさにこのことを指すのです。

腎は今の医学を踏まえて考えると、泌尿器の腎臓と内分泌の副腎、両者が渾然としているものです。

講座では腎経とそのための体操、また身体に触れるための技法を勉強しました。

来週は(明後日ですが・・・汗)心臓に関係する心包です。

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2008年12月 1日 (月)

27日の愛知大学「東洋医療」講義

27日は膀胱と膀胱経の勉強と実技。

膀胱は現代医学では腎臓で生成された尿を一時的に蓄え、時に応じて排泄するための袋です。

ところが東洋医療の経絡論では目頭から頭を巡り、背骨の両側を下り、脚の裏を通り、最後は足の小指まで流れるとても長い経絡とされています。

背骨の両側を支えるように通っていることから、膀胱という器官だけでなく、自律神経に深く関与すると考えていいでしょう。

その証拠に背骨の脇には各内臓の名を冠されたツボが並んでいます。

肺兪(胸椎三・四棘突起間の高さ 肺)
厥陰兪(胸椎四・五棘突起間の高さ 心臓)
心兪(胸椎五・六棘突起間の高さ 精神反応)
督兪(胸椎六・七棘突起間の高さ 脊椎全体)
膈兪(胸椎七・八棘突起間の高さ 横隔膜)
肝兪(胸椎九・十棘突起間の高さ 肝臓)
胆兪(胸椎十・十一棘突起間の高さ 胆のう)
脾兪(胸椎十一・十二棘突起間の高さ 膵臓)
胃兪(胸椎十二・腰椎一棘突起間の高さ 胃)
三焦兪(腰椎一・二棘突起間の高さ 脾臓)
腎兪(腰椎二・三棘突起間の高さ 腎臓)
気海兪(腰椎三・四棘突起間の高さ 丹田)
大腸兪(腰椎四・五棘突起間の高さ 大腸)
関元兪(腰椎五・仙骨間の高さ 丹田)
小腸兪(関元兪の下 小腸)
膀胱兪(小腸兪の下 膀胱)

背骨を重要視する治療法は世界中にあります。

現代医学でも内臓と体表が反応し合う「内臓体表反射」という考えがあり、あながち大昔のツボがでたらめでないことが証明されています。

講座ではツボのおおよその位置を覚え、その刺激のやり方を実技として学びました。

さらに膀胱の経絡の気を循環させる導引体操も行いました。

次回は膀胱と陰陽の関係にある腎です。

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2008年11月22日 (土)

アンディ

もう止めて十年近く経つでしょうか。

以前、外国人相手の指圧教室をしていました。

十数カ国の外国人が指圧の勉強に来ていました。

自国の医療系の資格、医師や理学療法士、言語聴覚士などを持っている人たちも来ていました。ルーマニアやブラジル、ドイツ、デンマーク、アルゼンチンなどです。

ブルガリアから来ている院生もいました。

フランス人とブラジル人、アメリカ人は帰国してマッサージの資格を取得し、ブラジル人は仕事にしているはずです。

アメリカでは三人の青年が鍼灸師の学校に進み、一人はカリフォルニアで開業しています。

一人はまだ学生で、あとの一人は別の医療系の学校へ進みました。

カナダ人も民間医療系の学校に進んで、今は気功や太極拳の先生をしています。

それがアンディです。

彼は日本で六年間生活し、その間に国際禅堂で修業しました。

その彼のHPが届きました。

覗いて見てください。

www.meditationmountain.com

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2008年11月20日 (木)

20日の愛知大学講座

今日は「小腸」。

小腸は消化吸収の中心的な内臓で十二指腸から空腸、回腸に分かれます。

といっても明確な境界線は無いらしく、胃に続く部位で指を12本並べた位の間が十二指腸。ここには膵液と胆汁が注がれます。その続きが空腸と回腸。5分の2が空腸だそうです。

小腸は胃から送られた食物を捏ねまわしながら膵液や胆汁、腸液などを混ぜ、徐々に大腸に送っています。その間に小さな突起からたんぱく質や糖質を吸収し、門脈を介して肝臓に送り、そこで初めて食物を身体に取り込むことになります。

脂肪はリンパ節から吸収して胸管というところまで運ばれて直接血管に入ります。

こうして三大栄養素は腸から吸収されるのです。

東洋医療の小腸も外界から取り込んだものを選別して清は膀胱へ、濁は大腸へと分別すると考えていました。

小腸の経絡は小指から肩甲骨を通って最後は耳に入ります。

今日は肩甲骨を意識する体操、軸を中心から体側に移す練習、螺旋の動作などのボディーワークを行いました。

来週は膀胱。ツボがとても多い経絡です。

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2008年11月16日 (日)

13日の愛知大学講座

愛知大学の「暮らしに活かす東洋医療入門」の第7回目。

今回は「心」を中心に行いました。

東洋医療の「心」は精神の中心であるココロと循環器の中心である心臓の両方が混在しています。

昔の人は精神的動揺が心臓の拍動として体感されるため、胸にココロがあると考えました。そして胸の中心にある心臓にこそココロが存在するのだと思ったのでしょう。それでココロと心臓は不即不離、概念としての内臓では両者が分離されないまま理解されたのです。

さらに人が死ぬと心臓が停止します。そこで昔の人は心臓にこそイノチが宿っているとも思いました。

こうして心臓はココロの座であると同時にイノチの中心と考えられてきたのです。

東洋医療では「心は君主の官」と表現しています。生命活動はさまざまなバランスの上に成立していますが、そのの頂点にあるのが心臓とされているのです。

「心」という漢字は心臓の象形です。

西洋でもココロを表わすハートのマーク♡は心臓の形から作られました。

人々は洋の東西を問わず、実体験から心臓にココロが宿ると実感したのでしょう。

西洋医学が解剖学や生理学で心臓を明確にした今日でも、生活実感としては心臓とココロには明確な分節ができません。

講座では心臓の解剖図を基にポンプの仕組みを説明した後、東洋医療の「心」の考え方や経絡の走行、経絡に気を巡らせる体操を指導しました。

その際、身体の流れるような動きの体験として昔学んだメビウス気流法の「やわらげ」という技法を一緒に行いました。最近、微妙に変化しているそうですが、わたしは昔の方法しか知らないのでそちらを指導し、流れるような身体の動きの練習をしたのです。

その後、経絡導引を全体にわたって稽古して終了しました。

メビウス気流法のHP

http://homepage2.nifty.com/moebius/index.html

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