« 仕事関連ブログ移転 | トップページ | 游氣風信 No1 »

2011年1月 9日 (日)

游氣風信211号

オフィス三島便り

游氣風信

No.211 2011. 1.7

オフィス三島
三島鍼灸指圧治療室(治療・健康教室・訪問リハビリマッサージ)
ケアオフィス三島居宅介護支援事業所(2370101848)
464-0850 名古屋市千種区今池五丁目3番6号
サンパーク今池303号室
tel:052-733-2253
fax:020-4622-8762
h-mishima@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/yukijuku/

 
今号の内容
游々雑感 
新年のご挨拶とご報告
俳句とからだ
藍生連載エッセイ 1
募集とおしらせ
あとがき

游々雑感

迎春
すでに七日。七草粥の日ですが、改めまして新年明けましておめでとうございます。
2011年もよろしくお願い申し上げます。

三島広志

021

池下 三喜神社

ご報告

久しぶりの『游氣風信』です。
前回発行から実に10ヶ月近くもサボっておりました。その間、次号はいつ出るのかと聞かれたり、切手代を送られたりして発行を焦る気持ちはあったのですが、なかなか筆が(キーボードが)動きませんでした。

それには理由があって結構自分なりには多忙な日々を送っていたからなのです。
そこで今回、一昨年秋からの三島治療室の流れを簡単にご紹介いたします。

2009年(平成21年)10月30日
株式会社オフィス三島設立
健康促進事業と介護支援事業を主な目的とする一人株式会社。

2010年(平成22年)1月から3月
介護支援専門員の更新セミナーを7日間受講(必須)。

同年6月1日
ケアオフィス三島居宅介護支援事業所開設
事業者番号2370101848

同年9月
ケアマネの新人のための講習5日間(準必須)。
ケアマネスキルアップの講習2日間(任意)。

同年10月
行政による事業所の監査。

ということで、『游氣風信』をサボっている間に株式会社を設立し、同時に居宅介護支援事業所を始めたのです。ただ無為に過ごしていた訳ではありません。

 株式会社を作ることは簡単でした。ネットで起業を支援しているサイトがたくさんあるのでそこに幾許かのお金を(数千円です)払って定款を作成してもらい、公証役場(五万円くらい)と法務局の事務手続き(二十万円くらい)で起業。あっけないくらいでした。会社法が変わり以前なら資本金1000万円、3名以上の役員が必要でしたが、今日では資本金は1円から、役員も一人でいいのでわたしにも会社設立が可能だったのです。
 但し作るのは簡単でも維持は相当大変だと覚悟をしています。

 会社を設立した理由ははっきりしています。介護の仕事は法人格がないと許可されないからです。従来通りの治療室だけなら会社の必要はありません。しかしケアマネージャーを行とするためには株式会社かNPO法人、あるいはその他の法人でないと許可されないのです。一番手頃なNPO法人ですと20名の仲間を要します。税法上の手続きが簡単な有限会社は新規には作れません。そこで一番簡単な株式会社にしました。

 法人は税金のシステムがとてもやっかいです。率直にいって事務が相当に煩雑になりました。税理士先生にお願いするほどの収入はありません。その上、赤字でも数万円以上の法人住民税がかかります。いいことは何もありません。しかし繰り返しますがケアマネージャーを行とするには法人格が必須なのです。

居宅介護支援事業所の申し込みには数回お城の近くのお役所に脚を運ばなければならず、予想以上に手こずりました。また、ケアマネの更新は五年ごとにあり、そのために一月から三月の間の7日間、秋口の5日間が完全に潰れてしまい、時間の調整に苦労しました。治療室も休なければなりませんから収入もありません。

いろいろと煩雑なことに振り回されましたが、兎にも角にも会社はできました。これからケアオフィス三島居宅介護支援事業所の仕事に力をいれていきます。そのための人脈作りと知識の吸収、頚肩の蓄積が必要になります。本来の業務である三島鍼灸指圧治療室も継続しないと食べていけません。

ということで今後とも宜しく御支援をお願い申し上げます。

013

覚王山日泰寺 五重塔   2011/01/01


俳句とからだ
所属している俳句結社『藍生』(黒田杏子主宰)に数年前から連載している文章を掲載します。これはテーマを身体とし、あとは好き勝手に書いていいという編集部からの依頼に応えたものです。現在連載51回目まで到達しました。
実に勝手な書き散らしですがお付き合いいただけたら幸いです。


俳句と“からだ” ①
からだって何だ? さらば、デカルト主義
愛知 三島広志
2006年10月号

からだって何だ?
 “からだ”は漢字で書くと体であり身体、肉体、體、軆、躰、躯である。大和言葉ではみ(身)とかししむら(肉叢)だ。漢字はいずれも身か骨が用いられている。身は妊婦の象形で、骨は関節を表す。どちらも身体構造を示すものだ。構造は解剖学だが、身体学には機能を研究する生理学もある。さらに心を探求する心理学や思考・認識の筋道の深奥を模索する哲学。これらの総体が身体である・・・・とここでは断定する。

 上記は身体の内側に存在するものである。しかし身体は身体だけでは存在し得ない。身体を包む環境が必要である。そもそも身体は環境の一部を身中に取り込んで成立している。つまり外部環境である「空」と「陸」と「海」を体内に梱包することで内部環境である身体を形成し生命を維持しているのだ。

 からだは「空(から)だ」という人がいる。これは卓見だ。口から肛門までは一本の管であり空っぽである。口から陸の産物、つまり食べ物を取り込んで腸で吸収する。腸こそは体内の「陸」であり大地なのだ。同様に肺と鼻の穴も管でありそこは呼吸という作用を通して「空」と一体化している。また、生命の生まれた母なる海。生物は海を血液として内包し、はじめて陸に上ることができた。血は内在する「海」なのだ。このように「陸海空」を揃えることで身体は命脈を保っている。そんな総てを称して“からだ”と呼びたい。

さらば、デカルト
肉体はまさに生々しい肉から形成された物体だ。対して躯(軀)体はより構造的な意味合いを感じる。肉体より骨格的だ。では身体はどうだろう。身は「み」と読む。そして身体には肉体のような生々しさを感じない。むしろ「身につく」、「身に沁みる」という言葉から察せられるように身と心が未分の状態ではないかと思われる。つまり身の字だけで、心身を示す。もとより昔の人は心と身の分離、精神と肉体の二分は行わなかったのだ(禪には心身一如という認識があるが)。そもそもデカルト(フランスの哲学者、1596~1650)が「われ思う、ゆえにわれあり」などと難しいことを考えて、精神と物体とが独立する実体であるという二元論を振りかざすまでは人々の心身は調和がとれて幸福だったのだと信じたい。

そろそろ俳句にも触れなければならない。今は秋。爽やかな風が肺を出入りする。風は鼻や肺を通じて身体の内外を往来する大いなる空だ。何しろ風は地表の温度差と自転による大循環から生じる地球の息吹なのだ。地球の息を身体一杯呼吸しつつ、デカルトなんぞはここではっきり無視しよう。

しんしんと肺碧きまで海のたび  篠原鳳作

024


覚王山日泰寺
募集
●游氣会 導引按蹻教室
・東洋医療の考えと技法に基づく呼吸体操「経絡導引」を指導します。
・経絡の流れや用い方、ツボの位置、呼吸法を実践的に勉強しつつ、骨格や内臓の学習を行います。
・日常的な立ち居振る舞いや仕草、物腰の基礎となる経絡的身体操法を身に着けます。

会場
三喜神社(池下駅3分)

日時
毎週土曜日午前中10時半から12時まで
月、原則4回開催(盆、正月など異動あり)

入会金
2000円(患者および愛大講義終了者免除)
月会費
5000円

持ち物
運動のできる服装 メモ 手ぬぐい
無料見学歓迎 入会随時

お知らせ
●三島治療室
午前9時から午後9時まで(最終受付8時)
完全予約制
木曜日定休(日曜・祝日営業)

●保険治療
以下の疾患で主治医の同意があれば保険治療が可能です。同意書は当治療室にあります。

○鍼灸
保険適応は運動器に疼痛を伴う疾患。
 神経痛
 五十肩
 リウマチ
 腰痛症
 頚腕症候群
 頚椎捻挫後遺症(ムチウチ)
 その他
その他の疾患でも利用できることがありますからお尋ねください。

○訪問リハビリマッサージ
保険適応症状
脳血管障害後遺症 中枢性疾患 外傷性の麻痺 神経性疾患 筋肉や関節の障害 圧迫骨折や加齢による廃用性運動障害など

上記の症状によって歩行困難な方へのご自宅や居宅型老人ホームへの訪問リハビリマッサージを行っています。主治医の同意があれば健康保険が適応されます。

あとがき

 年末、たまたま訪れた瀬戸市の窯元を見学してきました。市の中心にある陶芸館や土産物屋を覗いたところどれも温泉街のお土産と大差なく、これが本場の瀬戸物か?と期待はずれでした。

ところが案内所の方が本業窯という登り窯の存在を教えてくださったのでそちらへ脚を伸ばしたら大正解。瀬戸焼本来の業を今日に伝承するので本業窯。登り窯は老朽化して危険なので現在使用されてはいませんでしたが立派なものでした。
驚いたことにそこの陶芸家は水野半次郎という柳宗悦主導による民藝運動の中心的な作家でした。バーナード・リーチや浜田庄司に評価された人です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E8%8A%B8%E9%81%8B%E5%8B%95

 柳宗悦の著書は二十代に読んだことがあり懐かしく、七代目水野半次郎の奥さんに色々なお話を伺い、珈琲までよばれて楽しい時間を過ごしました。

 堅牢で艶やかな美と実用を兼ねた唐三彩のビールカップが手頃なお値段でしたので一つ購入して参りました。手に持って優しく暖かく、口を付けると実に柔らかい器です。

 これから寒くなります。ご自愛を。
(游)

|

« 仕事関連ブログ移転 | トップページ | 游氣風信 No1 »

游氣風信」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 游氣風信211号:

« 仕事関連ブログ移転 | トップページ | 游氣風信 No1 »