« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月

2009年4月27日 (月)

フランス紳士M氏

治療室に定期的にいらっしゃるフランス紳士M氏は大学でフランス語を講じておられます。
大学の帰りに来られる日はネクタイをしてジャケットを羽織り、紳士然とした装い。
「カッコいいですね、フランス製ですか?」
「ノン、岐阜のオンセンドー。ネクタイ500エン、シャツ1000エン、ブレザー2000エン、安いね」
「・・・・・・・・・そうですか(汗)」
やはり洋服は西洋人向けの服飾。
安くたって雰囲気が紳士。
M氏、決して二枚目ではないのですけど、雰囲気がカッコいいので不思議です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月22日 (水)

佐藤勝治さんのこと

宮澤賢治関連のメールマガジンからあるブログへ飛んで行ったら、佐藤勝治さんのことが書かれていました。

壺中の天地

佐藤さんのことは以前HPに追悼文を書きました。

游氣風信 34号

そのことをコメントに残したところ、ご丁寧にお返事をいただきました。

思えば人生、色々と不思議な出会いをしているものです。
やはり人は人間としてさまざまな関わりの中でしか生きていけないのですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月17日 (金)

哀悼 Tさん

昨日、長年訪問治療に伺っていたTさんがお亡くなりになりました。

まだ70歳前ですが、闘病期間は20年以上、完全に寝たきりになって10年以上という大変な人生でした。
訪問開始は平成の声を聞いて間もなくでしたから、20年近く関わったことになります。
その間、数回の入院時を除いて週に三回出かけていました。

Tさんは40代に入ってまもなくSLEという膠原病を発症し、その後数度の脳梗塞、薬の副作用による骨粗鬆症などに苦しみました。
訪問当初は歩行訓練ができるくらいの状態でしたが、次第に困難となりついに寝たきり状態になってしまいました。
しかし生来の明るさからデイサービスで人気者でした。

子どもさんのいないTさん夫婦は、奥さんが現役のころは昼に会社から戻ってはオムツを替え、また会社に行くという介護を長年こなし、退職後も音を上げることなくお世話をされました。腰痛に苦しむ一面もありましたし、高齢の母親の世話もしなければならないという厳しい毎日を過ごされたのです。
Tさんの明るい笑顔は奥さんの癒しでもありました。

近年は肺炎を病むことが多く、度々入院されましたが、その都度復活されていました。
ただ今回の入院は呼吸困難を伴っており心配していました。
嚥下性の肺炎ということで胃ロウという直接胃に栄養物を流し込むチューブを付けたのですが、その後炎症を併発し、ついに不帰の人となりました。

Tさん、長年の闘病ご苦労様でした。これからは大好きでもできなかったパチンコや釣りを楽しんでください。
奥さん、お疲れ様でした。さびしいでしょうが、今後のご自身の人生を大切に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月16日 (木)

愛知学院大学モーニングセミナー

14日の朝、第37回愛知学院大学モーニングせみーなに行ってきました。
午前7時から8時まで。朝早いのに会場には100名以上の方が集まって、熱心に講師の話に耳を傾けていました。
テーマは
「肝腎要の肝臓とはどんな臓器?」―肝に銘じようメタボとの関係―
講師は名古屋市立大学大学院 医学研究科 消化器・代謝内科学講師 野尻俊輔先生

肝臓の専門知識を簡潔に分かり易く説明していただきました。
かなり専門的な内容でしたが整理されていたためかとても理解しやすかった気がします。

肝臓の働きは
糖 糖分の貯留(グリコーゲン)と放出を調整
たんぱく アルブミン、血液凝固因子などの蛋白合成、アンモニアの代謝
脂肪 コレステロールの合成、脂肪酸の代謝
ビリルビン 壊れた赤血球から胆汁の生成
解毒や排泄
 薬物の解毒、アルコールの代謝
 細菌や異物、毒素を処理する
 ホルモンの代謝
など多岐によること。

肝がんによる死者が増えている。その80%はC型肝炎ウイルスの感染が原因であること。
肝臓病が肝がんになる過程。

これらの説明の後、将来問題になってくるNASHの話。
NASHに関しては以前、モーニングセミナーのメタボの話でも取り上げられていました。
肝がんの原因疾患であるC型肝炎が減り、アルコールを控えることで肝臓病は減少するはずです。
そこで問題になってくるのがNASH。
NASHとは非アルコール性脂肪性肝炎のこと。
アルコールはほとんど飲まないのにまるでアルコール多飲者のように脂肪肝、肝炎、肝硬変となりやがて肝がんへ移行する病気です。欧米では急速に増加し、日本でも将来そうなるだろうと懸念されています。

NASH患者の20%が10年で肝硬変になる。
肝硬変になると5年で20%が肝がんを合併する。

今盛んに言われているメタボ予防がそのままNASHの予防になるそうですから、食事や運動を意識して生活を構築する必要があるそうです。

詳細は愛知学院大学のHPをご覧ください。

http://www.agu-web.jp/~seminar/


当日の資料と講演ビデオが掲載されます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月10日 (金)

愛知大学「東洋医療と経絡エクササイズ」開講

昨日から愛知大学オープンカレッジ「東洋医療と経絡エクササイズ」が開講しました。

第五期、三年目に入ります。

今回の参加者は16名、内男性2名。1名欠席でした。

第4期からの継続は1名だけで、あとは全て新規の方。

初回ということで東洋医療の概論的な話と触れることの話。

仙骨呼吸による丹田の実感、触診と切診の違いを体験していただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 9日 (木)

宮澤賢治 作品発見

宮澤家の蔵から地図の裏にメモされた賢治の作品が発見されたそうです。

岩手の猊鼻渓の辺りの作品と考えられます。

作品としての完結はしていません。

以後、いずれかの作品に取り込まれた形跡もないようです。

出先でふと思いついたことを手近の地図にメモし、そのまま忘れてしまったのではないかというのが研究者の見解です。

停車場の向ふに河原があって

  水がちよろちよろ流れてゐると

 わたしもおもひきみも云ふ

  ところがどうだあの水なのだ

 上流でげい美の巨きな岩を

  碑のやうにめぐったり

 滝にかかって佐藤猊岩先生を

  幾たびあったがせたりする水が

 停車場の前にがたびしの自働車が三台も居て

  運転手たちは日に照らされて

 ものぐささうにしてゐるのだが

  ところがどうだあの自働車が

 ここから横沢へかけて

  傾配つきの九十度近いカーブも切り

 径一尺の赤い巨礫の道路も飛ぶ

  そのすさまじい自働車なのだ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 6日 (月)

俳句甲子園

昨夜、愛媛の村重さんから電話があり、今年も俳句甲子園の審査員を依頼されました。

今年で三回目になります。

俳句甲子園は高校生による俳句の創作、鑑賞、ディベートの大会です。

一昨年は愛知代表の幸田高校が準優勝しました。

今年も高校生から勢いと鮮度を頂けると楽しみにしています。

日程は6月13日土曜日、詳細は不明。

俳句甲子園のHPは

http://www.haikukoushien.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »