東洋医療
愛知大学の「暮らしに活かす東洋医療入門」第6回を終えました。
今日のテーマは「脾」。
知られているように東洋医療の「脾」は水穀つまり飲食物をいのちに作り替える仕事を担っている内臓です。それから考えると今日の医学で明らかにされている「すい臓」を中心にした消化発酵の中心と見た方が理解しやすいでしょう。
脾を消化発酵と考えたのは増永静人です。
いずれにしても「地の気」とされる飲食物をいのちに変換するのが「脾」の作用と考えればいいと思います。それをさらに分節して内臓という物質として理解しているのが現代医学です。
医療は医学を元にしていますが、臨床は有用で害がなければ何でもありという側面があります。
ということで、東洋医療の概念的内臓である「脾」の考え方と現代医学のすい臓を学習し、脾経を実感するべく実習を行いました。
さらには経絡を感じる方法や触れるコツ(これも増永の二点弁別を二点融合に持っていく技術)をペアで勉強しました。
参加者には肩こりさんが多いらしく、肩こりを溶かす練習はとても熱心でした。
来週は「心」を行います。
| 固定リンク
「医療」カテゴリの記事
- 身体から見える景色 何故身体を問うのか(2015.12.30)
- 炭にご注意(2009.05.25)
- 京都大学のインフルエンザ対応(2009.05.25)
- 社団法人日本感染症学会緊急提言 「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」(2009.05.22)
- ニューヨーク市の新型インフルエンザについての市民向け情報日本語版(2009.05.21)
コメント