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2008年7月

2008年7月12日 (土)

健康チェックは大便から

8日火曜日、愛知学院大学モーニングセミナーに出かけました。

講師は愛知医科大学教授金光泰石先生。

大腸と便の話を分かりやすく説明してくださいました。

最初は大腸を支配する神経の話でちょっと難しかったのですが、真ん中あたりから具体的な分かりやすい話になりました。

排便回数は1日数回から4から5日に一回と個人差が激しいこと。自分のペースがみつかればあまり気にしなくてもいいようです。

下痢や便秘の治療方法は薬剤など詳しくなさいました。

我々に役立つ話としては便の肉眼的評価でしょう。

量はおよそ200から300ミリリットル。

高繊維食:便量多く、柔らかく弾性ある硬さ。

低繊維食:便量少なく、兎糞状。硬い便。

高脂肪食:量少なく浮遊便。

吸収不良:オイル状。

褐色:正常

白色:牛乳多飲。無胆汁便。

緑黒色:薬のせい。

タール様便:上部消化管出血。

黒色便:三日続くなら1リットル以上の出血。

血液便:大腸出血。大量出血。

排便時出血:肛門、直腸からの出血。

米のとぎ汁状:コレラ

便は毎日眺めましょう。

メール:h-mishima@nifty.com

ホームページ:http://homepage3.nifty.com/yukijuku/

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2008年7月 9日 (水)

普通救命講習

7月6日の日曜日、愛知県鍼灸マッサージ師会館で救命講習を受けてきました。

消防署から二名の講師が指導に来られ、全体を二組に分けて人形を使っての講習。

まずは意識の確認。

「もしもし、大丈夫ですか、聞こえますか!!」

体を軽く叩きながら呼びかけます。反応がないときは

「意識がないようです、119に連絡してください。意識が無いことも伝えてください」

と身近な人を指名して依頼します。

「AEDを探してきて下さい」

「医師、もしくは看護師を探してきて下さい」

「大勢の人を集めてください」

と具体的に指名して支持します。譲り合っている暇はないからです。

大勢の人が必要なのは人垣を作って倒れて人を衆目から保護するためと、心臓マッサージを救急隊が来るまで続けるための人手が必要だからです。

次に気道の確保。顎を突き上げるようにします。そして呼吸の確認。

目で胸の動きを見て、耳で呼吸音を聞き、頬で空気の流れを感じます。

「見て、聞いて、感じて、4,5,6,7,8,9,10」

号令をかけ10秒間確認。それでも呼吸がないなら呼吸停止状態。

危険な状況ですから、人工呼吸をします。

衛生のためのビニールシートもらって気道確保。普段はそんなものを持ち歩いていませんから躊躇するところです。

顎を上げる姿勢を保ち、鼻の穴を塞ぎ、息を吹き込みます。二回やって成功してもしなくても心臓マッサージに移行。

1分間に100回の速さ。よく分かりませんが、大体でいいそうです。胸の中心に右手を当て、左手を重ね5センチ沈むくらいの強さでリズミカルに押し込みます。

30回やったらまた2回人工呼吸。

人工呼吸より心臓マッサージの方が優先されるそうです。

そこへAEDという心臓に電気ショックを与える装置が届いたという設定。

心臓マッサージを代わってもらってAEDの操作に入ります。

機械の使い方は簡単。音声で支持してくれるのでそれに従うだけです。

注意事項はショックを与える際、自分も、自分に代わって心臓マッサージをしている人も周囲の人も倒れている人に触れないこと。

数回のシュミレーションでなんとなくできるような気がしました。

この技術が役立つことは無いにこしたことはありません。

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