親子二代
今、アメリカからFさんが指圧の勉強に来ています。
彼女は日本で生まれ、9歳まで滞日した米国人。今年20歳になります。
高校を出た後、二年かけて米国のマッサージ公認ライセンスを取得したそうです。さらに技術を深めるべく指圧の勉強に一ヶ月ほど時間を作ってやってきました。
彼女のお母さんはわたしの最初の外国人生徒。
幼稚園が休みのときなど、Fさんもお母さんについてやってきました。そしてお母さんが練習中、部屋の隅やバルコニーで色々悪戯をしていたものです。彼女はアイスクリームのポスターに登場したこともある愛らしさから教室の人気者でした。
それから幾星霜。立派な大人になっての再来日。
考えてみると親子二代にわたって指導することになります。これは恐ろしいことです。
わたしを思い出して娘をはるばる日本まで送り込んだ両親の記憶と英断に感動すると共に、改めて鏡に写った自分の顔のシワ、シミ、白髪という老いの3Sに見入らずにはおれませんでした。
そこには時間が刻まれているのです。
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