« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005年3月

2005年3月18日 (金)

腰痛とその対応

先月、岐阜の白杖園で行ったセミナーの資料「腰痛とその対応」をHP『游のページ』に掲載しました。
ただし、そのままではあまりにも専門的過ぎますし、要点のみという無味なものですから、解説を加筆すると同時に一部の訂正もしました。
関心のある方はお読みください。
HPの『游氣風信』から入って、一番最初の179号です。

http://homepage3.nifty.com/yukijuku/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年3月10日 (木)

気をつけろ 健康バラエティ

最近、テレビで健康法番組が大流行。
今日も食堂で隣に座っていた中年夫婦らしき人たちが、新聞のサプリメント広告を見ながら会話をしていました。
「これを飲んだらみんな一週間で痩せたんだよ」
ちらりと見ましたら、今流行のαリポ酸のサプリを指差しています。
あの番組の情報は実にいい加減なのですが、なぜそんなに簡単に人心をたぶらかすことが可能なのか疑問に思っていました。

そこにこのようなメールマガジンが届きました。
なるほど、だから簡単に騙されるのか。
その種明かし。
ぜひご覧ください。


■ガイド記事・コラム/αリポ酸にダマされるな!

αリポ酸(チオクト酸)は中年太りの救世主になるのか?健康情報バラエティ番組
のマル秘テクニックをお教えします。

http://allabout.co.jp/fashion/diet/closeup/CU20050307A/index.htm?NLV=NL000164-125

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中医学と花粉症

今年はスギ花粉の飛来が最大級、被害が懸念されています。
それで今月号の游氣風信は「中医学と花粉症」について書きました。
中医学とは中国の医学ですが、わが国の漢方とは異なります。
漢方は奈良時代以前に渡来した中国医療が日本独自の発展を遂げたものです。
中医学は中国伝統医療を毛沢東などの肝いりで国家事業として整理統合した近代的なものです。
現代医学とは全く異なる医療体系。
科学というより神話的解釈と考えたほうがいいかもしれません。
そこから何を学ぶかは各自の自由でしょう。
現場では中医学的考察と西洋医学的解釈を擦り合わせて臨床を行います。
とことん中医学で攻める治療師もいます。
なにはともあれダイナミックな身体観にもとづく花粉症・・・ご笑覧ください。

http://homepage3.nifty.com/yukijuku/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年3月 6日 (日)

俳句の読み

俳句は五七五という定型であり、歴史的仮名遣いという古い表記をしますから、馴染みのない方には読みにくい部分があります。
先だって、わたしが所属している『藍生』の結社誌を手にした知人が面白い読みをされました。

 木枯の鴉はぐれたらしく啼く 磯部まさる

作者は東京在住の編集者です。

この句を知人は

 木枯の鴉は ぐれたらしく 啼く
 
と読みました。
鴉がグレた?
これは面白い解釈です。

しかし、作者の思いは

 木枯の鴉 はぐれたらしく 啼く

つまり 木枯しが吹きすさぶ中、一羽の鴉が啼いている。きっと仲間からはぐれて淋しく啼いているのだろう。
ということです。

しかし、俳句になじみの無い知人は鴉がぐれた、つまり不良になったと理解したのです。
作者の意図とは違いますが面白い解釈です。
ちなみに「ぐれる」には「予期したこととくいちがう」という意味があります。
まさに知人の解釈は「ぐれ」たものでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »